今回は『初代ファイナルファンタジー』について調べてみました。

参考までにどうぞ。

 

ー概要ー

・ジャンル:ロールプレイング

・初代発売機種:ファミリーコンピュータ

・開発元:スクウェア

・発売元:スクウェア

・人数:1人

・発売日:1987年12月18日

・対象年齢:CERO A

 

ー特徴ー

 以降のスクウェアRPGの原点の一つであり、先発RPG作品の世界観をベースとしながらも独自の装飾によって個性的なファンタジーの様式を作り上げコンシューマーRPGの分野に新たな流れをもたらす作品となった。

 本作は複数のキャラクターが戦闘に参加するパーティバトルを実装している。これは、1986年5月27日に発売された『ドラゴンクエスト』との差別化を図ることもその目的のひとつであった。

 

ーシステムー

 本作は終始4人パーティで進行するが、移動シーンの画面では先頭の1人だけが代表的に表示される。
 移動中におけるアイテム・魔法の使用やステータスの確認などは、メニュー画面と呼ばれるサブ画面を開いて行う。また、町やダンジョンなどでは、決定ボタンを1回押すだけで目の前の人との会話をしたり、物を調べたりすることができる。


戦闘システム
 戦闘は当時の多くのRPGと同様のターン制となっている。敵モンスターを全て倒すと戦いが終了する。主人公たち4人全員が死亡あるいは石化状態になるとゲームオーバーとなり、前回セーブを行った場面からの再開となる。
戦闘画面は、画面右側に主人公たち4人が縦に並び、画面左側に敵モンスターのグラフィックが表示されるサイドビュー方式。主人公たちが行動するときはキャラクターが実際に剣を振ったりする動作が見られ、HPが少なくなったりステータス異常に陥ったりすると、キャラクターが膝を落としてうずくまるようになっている。このように、「戦闘時に自分たちのキャラクターが画面に表示されてアニメーションする」RPGは、『ドラゴンクエスト』のような「敵モンスターだけが画面に表示される」方式が主流であった当時としては珍しいものであった。また、キャラクターやモンスターの行動時には「○○のこうげき」「○○は××をとなえた」のような文章による表現を使わず、行動したキャラクターと相手の名前、魔法や特殊攻撃などの名前、攻撃ヒット回数、ダメージポイントなどが、並んだウィンドウ内にそれぞれ表示されるだけである。このように、シリーズ第1作目の本作から既に戦闘時のビジュアル重視の作風が見られ、後の作品ではさらに文字によるキャラクターの行動の説明が少なくなっていくこととなる。
 また、パーティは隊列になっており、上部に配置したキャラクターほど敵に狙われやすい。この隊列配置はマップ移動中にのみ変更することが可能である。なお、戦闘中に毒・石化・死亡状態になったキャラクターは、戦闘終了後自動的に最後尾へ下げられる。


魔法
 キャラクターの職業によっては魔法を使用することができるが、本作では魔法はレベルアップによって覚えるのではなく、町の中にある「魔法屋」(黒魔法屋・白魔法屋)で購入することによってのみ習得できる。習得できる魔法は職業によって異なる。
 魔法は1から8までのレベルに分かれており、各レベルごとに白魔法・黒魔法それぞれ4つ存在する。ただし一人のキャラクターが覚えられる魔法数の限度は1つのレベルにつき3つまでなので取捨選択することになる。また、魔法の使用回数は魔法のレベルごとに決められており、キャラクターのレベルが上がるほど、魔法の使用回数も増えていく(本作における「MP」とはこの「使用回数」のことを指す。宿屋に泊まることによりすべて回復する)。レベルが低いうちに高レベルの魔法を購入することも可能ではあるが、その魔法レベルの最大MPがゼロであればMPが上がるまで使用することはできない。
 本作では、魔法の全体化はできない。魔法ごとに敵全体、味方一人、自分のみなどの効果範囲が決められており、そのために後シリーズとは魔法体系も異なっている。本作固有の魔法としては、アンデッドにダメージを与えるディア系、味方全体を回復するヒール系などが存在する。他に、雷系の攻撃魔法が「サンダガ」でなく「サンガー」となっていたり、ケアルの第二段階の名前が「ケアルラ」でなく「ケアルア」であるなど、名称が異なる魔法もいくつかある。なお、本作には「アディア」のように「ア」をつけて強化される白魔法が他にも存在し、「アレイズ」のように後のシリーズに受け継がれたものもある。 ケアルアは『ファイナルファンタジーXIII』で、初代以来の復活を遂げている。


乗り物
 本作に登場する乗り物は3種類。なお、船や飛空船(飛空艇)に乗っているときは、それぞれ波の音、プロペラの音が効果音として鳴るようになっている。
・船
 海の上を移動することができる。川や湖は移動できない。移動スピードは徒歩の2倍。港町プラボカを占領していた海賊ビッケの率いるカイゾクを倒すことで譲り受ける。なお、本作では上陸できる場所は「港」に限られるが、カヌーを持っていれば河口に船を止めてそこからカヌーに乗り換えることができる(つまり、河口を港代わりに使うことができる)。
・カヌー
 川や湖の上を進むことができる。これを持っていれば、川・湖に入ったときに自動的にカヌーに乗ることができる。
・飛空船(飛空艇)
 伝説の空飛ぶ船。船にプロペラがついたもので、どんな地形の上でも空を飛んで移動することができる。ただし着陸できるのは平地のみ。移動スピードは徒歩の4倍で、飛行中はモンスターとのエンカウントが発生しない。


セーブ
 FFシリーズでは第1作目である本作からバッテリーバックアップが採用されている。
 本作では、町の「宿屋」に泊まるか、あるいはワールドマップ上で「テント」「コテージ」などの宿泊用アイテムを使用することによってセーブするシステムである。
 ファミコン版でも宿泊用アイテム使用時にセーブするかどうかは任意だが、コテージはセーブを選択しないとMPが回復しない。セーブを選択してもセーブのタイミングがMP回復の前であるため、(直後に別のアイテムでセーブしない限りは)再開した際にMPが回復していない状態から始まるという仕様になっている。また宿屋に泊まる際には必ずセーブに同意しなくてはならないため、ファミコン版ではセーブせずにMPを回復させる手段が無い。セーブバッファは1つしか無いため前回のプレイデータを温存してゲームを進める事は困難だった。


ミニゲーム
 船の中でAボタンを押しながら、Bボタンを一定回数押すと、ミニゲームの「15パズル」をプレイできる。クリアすると、ファミコン版では100ギルを得られる。
ファミコン版の15パズルは、ナーシャが勝手に入れたもので、周囲のスタッフはあまりに嬉しそうにそれを報告するナーシャを見て何も言えず、そのままとなった。
本作ではオープニングがゲーム途中の1イベントであるため、普段はオープニングの音楽を聴く機会が無い。しかしこのミニゲームを起動することで、物語途中でもオープニングの音楽およびタイトルグラフィックの一部を視聴することができる。

 

ージョブー

 FFシリーズでの「ジョブ」とは職業(キャラクタークラス)のことである。『ファイナルファンタジーIII』の「ジョブチェンジシステム」が初出の語でありFC版『I』の頃は特別な呼び方は無かったが、現在では公式にもジョブの呼称が用いられている。
 本作はゲーム開始時に4人のキャラクターのジョブを選択し、以降転職することはできない。物語の後半になると「クラスチェンジ」によって、それぞれの上位のジョブになることが可能。
 クラスチェンジをすると新たな武器や魔法を扱えるようになり、キャラクターのグラフィックも変わる。ファミコン版ではグラフィックの頭身が上がり、まるで子供から大人に成長したかのような姿になるのが特徴。


 矢印の右側に記した名称は、クラスチェンジ後のジョブである。
 戦士 ⇒ ナイト
 重装備に身を包み、武器を使った戦いを専門とする。クラスチェンジ後は一部の

 白魔法を習得できる。
 シーフ ⇒ 忍者
 戦闘はやや苦手だが「こううん」が高く、「にげる」の成功率が高い。クラスチ

 ェンジ後は装備が大幅に増え、一部の黒魔法を習得できる。
 モンク ⇒ スーパーモンク
 肉弾戦の専門家。素手の攻撃力がレベルアップに従って加速度的に強くなる。物

 理攻撃の命中回数が倍になっていることもあり、最終的には全ジョブの中で最も

 攻撃力が強くなる。防具を装備しないと防御力が高くなる。
 赤魔術士 ⇒ 赤魔道士
 ある程度の白魔法・黒魔法を使うことができ、武器攻撃もこなす。
 白魔術士 ⇒ 白魔道士
 白魔法(主に回復魔法など)を使用できる。
 黒魔術士 ⇒ 黒魔道士
 黒魔法(主に攻撃魔法など)を使用できる。


 スタート時の選択画面では「戦士、シーフ、モンク、赤魔術士」(機種によって「戦士、シーフ、白魔術士、黒魔術士」)が表示されているが、どんな組み合わせでもクリアはできる。複数のキャラクターを同じジョブにもできる。

 

以上になります。