12月3日、カイザー(7歳)が家族のもとから旅立ちました。
まだ7歳。まだまだ一緒に楽しいことや嬉事を共有していくと信じていたのに、だめでした。
実は、数ヶ月前に口内肉腫(簡単に言えば癌)という病名の診断を受けていました。
口内肉腫は、国内でも1例しか症例のない病気だそうで、治療法も転移の予測もつかないのだと言われました。
それからは、看病と通院と入退院の繰り返しで、傍を離れることができなかった。
夜に寝るときも、カイが寝付くまで傍にて、ゆっくり呼吸する姿を見て安心してからでないと眠れなくなった。
休日は朝から夜までずっと傍にいて、なにをするわけでもなく、ただ撫でたり歌ったり、元気になったらまた大好きな原っぱや海へ行こうね?って話しかけたり、カイザーと一緒にできることをやっていた。
だけど、病気には勝てませんでした。
一日一日、カイザーが軽くなっていくのが腕の中でわかるようになった。
全力で走り回っていたのに、もう走ることもなく、散歩も長距離ではなくたった100メートルの距離でも息切れして倒れてしまう。
足元から地面へ崩れいてくカイザーを支える回数が、日に日に増えていった。
毎日、ご飯のおかわりを催促して硬いガムが大好きだったのに、もう噛むのも嫌なんだといわんばかりに、ごはんを残して、柔らかいパンやチーズしか食べなくなっていた。
水を飲みに行くのすら、立ち上がるのすらできなくなっていた。
口を動かすたびに出血する回数も増え、地面やカイの部屋、大好きな車の中が血だらけになっていた。
本当に、なにもできなかった。
ただ、傍にいることしかできなかった。
最後を迎えたのは、私や家族が仕事へ行っているときだった。
ちょうどおばさんの家から自宅へ戻る途中の祖父の足元へ、走って倒れこむようにして亡くなったと後で聞いた。
たくさん雨が降っている日だった。
泣いても泣いても涙は止まらなくて、本当に悲しいと勝手にでるものなんだと知った。
一緒に心が死んでしまったように、なにも感じることが無かった。
もう少しで1ヶ月。
カイザーがいない日常は、なにをするにも味気なくて、どうすればいいのかわからない。
ただ、今は悲しくて寂しい。
周りが言うように頑張ることも受け入れることもできない。
だって頑張っても戻ってこないもの。
悲しさを我慢して、元気を出したとして、結局この想いをどこへ向ければいい?
簡単に立ち直れるような想いなら、私はこんなに泣いてないし、こんなに痛くない。
ただ時間が過ぎるのを待つだけ。きっと何年も何十年もかけて受け入れるんだろう。
きっとあと十数年したら、虹の橋のたもとで再会できるはず。
ずっとずっと大好きから。
簡単ではありますが、今までブログを通してカイを可愛がってくれた方々、本当にありがとうございました。
2009.12.31