
職場の安全サイトより
「いいねニュース」の中に心暖まる記事がありました。それは大手企業を退職してから家の近くの駐車場で働いていた男性の話です。
彼はその駐車場の管理人として誇りを持って働き、そこを辞める際は多くの利用者から感謝され惜しまれたと言います。
例えどんな仕事であろうと、自分にできることを前向きに精一杯やることで、やり甲斐のある仕事へと変化していくという一例のように思えます。
私自身、30歳を過ぎて独立し、自分の演出事務所を立ち上げましたが、最初の頃はそれまでのクライアントとの付き合いから多くの仕事が入ってきてはいたものの、つまらない仕事は断っていたため、いつの間にか仕事そのものが少なくなってしまいました。
自分の慢心に気づいてからは自分から出向いて営業も始めるようになり、どんなにつまらないと思える仕事でも受けるようになりました。とは言っても、「つまらない」と思われる仕事も、取り組む気持ちの持ち方次第で「やり甲斐のある」仕事へと変えることができることに気がついたからです。
それまで全く興味を持つことの無かったことでも、それを細かく調べていると段々面白くなり、自分ならではの発想が色々と浮かんでくるのです。そうなるとしめたもの。以前は不得意な分野であったものも怯むことなく引き受けることも出来るようになり、それらによって私の経験の引き出しの数も多く増えていきました。
自分の仕事に対し、少しでも嫌だという気持ちがあると能率は落ちるでしょうし、第一やり甲斐など出てくるはずもありません。でも反対に、自分からその嫌だと思っていた分野に足を踏み入れてみると、それまで気がつきもしなかった様々な面白みが見えてくるようになります。
とは言っても、何にでもそれが当てはまるわけではなく、悪事や性格破綻者との付き合いには一線を引いておかなければなりませんが。
私も既に第一線から身を引き、現在は海外での教育支援活動が主になってきましたが、初めての場所で経験の無いことをしなければならなくとも、これまでの経験がそれらを楽しくやり甲斐のあることに変えてくれます。
それが専業主婦の仕事であっても同様です。毎日の家事や育児の中に工夫を見いだし、それらを形にしていくことで自分も成長することができますし、家事へのやり甲斐も感じてくることでしょう。
上記の駐車場の管理人の男性の行動は特殊なことではなく、誰にでもできることなのです。一見つまらないように感じる仕事であっても、それに取り組む気持ち次第で、多くの人々に心の暖かみや感謝の気持ちを感じさせることのできる、やり甲斐のある素晴らしい仕事へと変えることができるということでしょう。