近頃は何をしても楽しくない。というより自分が分からない。
感情が全て、本心なのか作っているだけなのかの判断がつかない。これは人を好きになる事に対しても同じ事が言える。本当に好きなのか、好きだと得なのか。単に自分の感情を偽っているのではないか? 最近はよくこんな事を考える。
感情のように目に見えない事は凄く恐い。真義を見極めるのが困難極まりない。なにせ形がない。判断の基準もない。完全に盲目だ。恋は盲目だと言う。確かにその通りだ。
目に見えない感情は簡単に偽る事が出来る。目に見えない複雑な感情を持つ人間は恐ろしい。簡単に己を偽ってしまうのだから。
私の場合多分、己の感情を偽っているのだと思う。全てが偽りで塗り固められているのかもしれない。私が発する言葉はきっと、こうした方が良いから、といった感じで発せられているのだろう。感情を偽りながら。