ヘンタイよっちゃんのブログ -66ページ目

「あなたのような人が来るところじゃありませんよ」


ソー〇ランド。
僕が十代の頃はト〇コ風呂と呼んでいた。

社会人になった僕は25才を過ぎた頃から自分への褒美と
して12月の賞与を貰った足でソープランドに行く。年に一度
の楽しみだ。過去の顛末は二度程書いたことがあったが、
この時の出来事も決して忘れられない。


40歳になる手前だった頃だと記憶しているが今日は吉原、
堀ノ内、中州、すすきの、ニューヨーク… T・A・K・E・・・
ここで止めておくが、Y市にもソ〇プは多く寒い冬に少し温ま
る位の金額を貰った僕はかねてから遊びたいと願っていた
Y市高級店のK嬢と遊ぶために賞与から30万円の現金を
財布に詰め込んで、まあ高級店に行っても失礼では無いと
思われるカジュアルな服装でスゴスゴとお店に向かった。

クリスマス前の12月は今ほど疲弊していなかった時代なの
でそれなりに活気があり適度に賑わっていた。高額の現金
を握りしめた僕は他店の呼び込みにも耳を貸さずその高級
店に一直線だ。 

『着いた。よしっ、遊ぶぞっ』 

気合十分で玄関マット前に立つと自動扉が開く。
高級店なので来客は少ないとみえて若い店員が二人嬉し
そうに 「いらっしゃいませ」 と迎えてくれた。せっかちな
僕は 「K嬢と2時間でお願いしたいのですが…」 と若い
店員に伝えると 「少々お待ち下さい」 と言い奥に消えた。

その店員から内容を聞かされた蝶ネクタイで黒のスーツを
身に纏ったおかっぱ頭の若く見えるが40代半ばと思われる
ベテラン店員が黒の靴を "カツカツ" と踏み鳴らして僕の
前へやって来る。全てを分かっていて全てを仕切っている
感じが伝わってくる。怯まない僕は、再度 「K嬢と2時間で
遊びたいんです」と伝えると、「お客様、総額で5万円以上
掛かってしまいますよ」。 

僕が2、3万円しか持っていないと思ったのだろう。僕の前
に出てきた時、僕に対峙した時、僕に言葉を発した時に明
らかに蔑んでいて、

【この店はお前のような人間が来る場所じゃないんだよ】

と見下して応対されたのでその心の言葉を聞いた途端遊
ぶのをやめる決意をした。 若い店員二人にも 
【こんな客、相手にすんなよ】 って目配せをしているのが
分かった。交渉していたお店から自動扉の外に出た時この
店員を見返してやろうと思って頑張ったが状況は悪くなる
一方で店員の見方が正しいとほぞを噛んでしまっているの
だった。

だがしかし接客業に携わる人間の態度として見た場合、
"改善" の余地があることは明白だった。