しつもん!2
あひるちゃんがデビューしてからそんなに経っていなかっ
たと思うので彼女が20代中頃だったある日、
「よっちゃん! あひるの肌いくつに見える」
「えっ」
「肌年齢のことよ」
黒く日に焼けたその張りの良い肌はシワやたるみなど一
切無くとても綺麗だったので、
「ん~、よく分からないけれど20歳くらいに見えるかなぁ」
その言葉を聞いた途端にあひるちゃんは大声でケタケタと
笑い出し、
「よっちゃん!なに見てるの。20歳の肌のわけ無いでしょ」
「20歳の肌ってもっとピチピチしているのよ!」
「よっちゃん、ヘンよっ」
自分でネタを振っておいて、どんな答えを期待していたの
かな。 20歳の女性の肌を知っている筈も無い僕はドギマ
ギしていて何であひるちゃんがそんな事聞いたのか最後
まで分からなかったのだ。
そしてそれっきりあひるちゃんからは肌に関しての答えや
新たな質問はまったく出て来なく、あひるちゃんの思い付き
に振り回されてしまっているいつもと変わらないきっと僕い
じりの ”プレイ” に違いなかった。
「よっちゃん! あひるの聞いたことに、ちゃんと答えて!」
こうしてあひるちゃんと僕の会話は永遠にかみ合わずギク
シャクを繰り返し最後まで続けるのだった。