収穫祭である。
油屋オリーブである。
2年に1度のギリシャのオリーブの木が
今年はたくさんの実をつけてくれた。
イタリア産の木の実とともに、昨日
2人で、どこっと大量に収穫したのである。
これほどに、大量は初めての事なので
早速に、初代油屋オリーブとして撮影した。
ギリシャから一転して東京での生活が
始まった頃、相棒がささやかに心配して
ギリシャのオリーブの木をくれたのである。
まことにギリシャから遠く離れて、心細い
この身には何よりも嬉しい贈り物であった。
そして、それから2年。
ギリシャのオリーブの木はたくさんの実を
つけすくすく育ってくれたのである。
東京での生活の心の支えであった
一本のギリシャのオリーブの木。
その木がつけた大量の実。
かけがえのない収穫なのである。
出来る事ならば鉢ではなく大地にどさっと
植えてあげたいものである。
油屋の5本のオリーブの木。
もう少し現実社会の中であくせく働き
あくせく色んな人たちにおじぎして
いつか大地にこのオリーブの木たちを
どさどさっと植え、太陽の光をいっぱいに
浴びながらそれぞれの木々とともに
制作の日々をおくろうと相棒と楽しみに
しているのである。