それは、ある濁音から始まった。
ズリシャシャシャシャカンカンカン・・ドトーン
突然、階段のほうからなんか凄い音がした。
何かがどーかなった音であった。
一瞬「あ」が・・・・
そんなことはないであろうが・・・
落ちたか・・・・??
きっと相棒の脳内も同じであったろう。
今何時や?・・・獣医はあいてるか?・・・
財布の中は・・・・? etc,etc
と、実に様々なことを頭は巡らしていた。
よく一瞬にこれだけ考えられるよな?である。
慌てとんで行くと・・・・・・・・。
である。
またもや一瞬・・・・・これが「あ」?
なんで これが・・・・「あ」?
はてさて・・・・・なんで「あ」?
ん~
最後に「あ」を目撃した時のことを、、思い出そう。
「30分ぐらい前だよ」と,相棒がつぶやいた。
「ん?」 何してたっけ?と、絞り出す。
相棒が新聞を読んでいた。
こー床に新聞をバサササっと広げて。
そーしたら・・・「あっ始めたの~」と
「あ」、颯爽と登場。
そして、新聞の上にどたっ。
相棒は部分どけしながら記事を読む。
負けない方達の静かな闘いが数分続く。
が、それはそれ欲望は畜生界の王道。
で、こーなる
そして、こうなっていく
最後は,新聞に穴あけてスーパーウーマン。
ダダダダダダダダダ:::::::とかけて行く。
駆け出す時に相棒と、ソロッテ一声!!
Good Job
パチパチパチ****(大拍手)
が、いつものパターンである。
「今日声かけてない・・・」
相棒の反省色をおびた弱々しい声が、した。
「君たち,忘れていないかい?かい?」
「あ」の メッセージ・アクションなのであった。
またやられた。
二階に小気味よく走り去った「あ」が、
掛け声がなかったことを、いち早く察知され
2人にその旨、教示するために、むんずと被った
新聞紙マットをホイッと階段下に落とした
・・・・のである。
で、階段途中に居た人形は、いわゆる被害者A
となったのであろう。
後は語るも言わずであろう。
何故か?反省している相棒と2人、急ぎ
「あ」のもとへ駆け寄り・・・・・
Good Job!!/すばらしい!!/ブラボー!!
エクセレント~!!/よっ日本一!!/さすが~!!
カタプリチコー!!/天才!!/きゃ~きゃ~「あつこさ~ん」
・・・・・・・・
と、あらゆる褒め言葉で大喝采責めである。
「ふん」
と,鼻息荒く「あ」は仁王立ちで、ニヤッであった。