「もう生きることに疲れた。」


彼女は何を思ったのか
静かに言った。

「何で?何でそーなるの?」


えげつなくすべてのものが
プイッとそっぽを向いたかの
ような夢であった。

突然に逝った親友が夢の中で
放った一言はひっくり返しても
引っ張ってもこね回しても
・・・・・・・らしくない。

ってことは自分が言わしたのか?
ってゆーかME・・????


とうとう頭が熱中症?
朝のニコチン・カフェイン注入も
さておき脳みそ全回でめぐった
思いをグルッパ記憶をドヒャっと。


きっかけらしい事を一つ。
もう昼に一つ。

 

先日相棒撮影の手伝いで
南池袋に行った際、
いきなり時間がプチっと
止まった場所があった。

友人と最後結果最後に
会った居酒屋の店前で
あった。

「おっここって」

以前の池袋は庭であった
のだがほんの数年離れると
ここ何処?になる。
そのせいか?その店の
立地場所を全然把握して
いなかったのである。

それがそれが、とつぜん
もはや10年?ぶりに
あの日の光景と自分と
親友が甦ったのである。

瞬間であるが・・・・

で、『もう生きる事に疲れた』?
なんでそうなるの?

よくわからない不可解な
アクションである。

なんだかしっくり行かないので
その場所から始めようと思った。

まだ残っている東京の撮影を
そこから始めようと、決めた。

「ひとつの愛は受け身の静けさを持す」
「Mia agapi exei pathitiki isuxia」

心というものは時折持ち主にも
判断できない感情を持すのだろう。

ならば忘れ物を取りにいくように
しばしつきあうのも流鏑馬であろう。