2.海辺の鼻唄


波が打ち寄せていた。

どーば~んと打ち寄せるたびに
地面ががたんと揺れた。

周りには誰もいなかった。

平面の恐怖である。

朝日はもーもーと照っていた。

ざぶ~んざぶ~んと
全然止まらない波。

地面の揺れ。

海がこんなに怖く感じたのは?

一種の孤独感のせいか?

いかんにしろ、

鼻歌であった。


怖いときは歌うに限る。

















にほんブログ村 海外生活ブログ ギリシャ情報へ
にほんブログ村 写真ブログ アート写真へ
にほんブログ村 写真ブログへ