謎多き物語



・キックホッパー パンチホッパーの製作者

・加賀美 新 出生の謎

・主人公 天道総司の正体

・35年前のネイティブと7年前のワームの関係

・ワームのボス

・間宮麗菜

・ネイティブの定義

・暴走スイッチ

・風間大輔とZECTの関係

・ハイパーゼクター

・日下部総一

・ディスカブル家の後継者










・・・・・ああ。どうも。お久しぶりです。


特に何もなかったんですが、最近手書にメッポウはまっちゃってまして。


白いノートにビッチリ文字を書き込んでく感覚?


知人にサラっと言われました。




「完全にビョーキだね。」









・・・・・・・・・・・



・・・・あーーーーーーーーはっはっはっははhっはhっはっはははhっははっはははははh!!!!


ヒィーーーーッハァ!!(ジード)






そんなこんなでヒサビサすぎて。


書くネタはカブト。わかるひとだけ寄っといでぇ。



そして謎を紐解いておくれ。夜も眠れねぇや。




よろしく。w




・・・

ブオォォーーーン・・・・



ふと、目が覚める。

覚めるというより意識の覚醒と言った方が正しい。




・・・

・・・息苦しい。

その空気は違和感に溢れている。

鼻から流れ込んでくる空気は重く、冷たい。

単純に湿気を含んだ空気は匂いがある。湿気の匂いだ。

だが、この冷たい空気には湿気の匂いだけではない別種の匂いがする。

不快を伴なう種類の匂い。



・・・その違和感が確信に変わった瞬間。飛び起きた。





・・・はずであった。

体は先ほどから動いていない。


・・・

頭が恐怖を感じる。




・・・眼をゆっくりと開く。力一杯。



開くというよりもこじ開ける。と言った感じである。

瞼が重い。

開かれた視界に映るヴィジョンは動くことがない。

眼球を動かすことができないからだ。




・・・視界は少し青みがかっている。

単純にうすい青色のフィルターを網膜にかけた感じだ。




・・・体はやはり動かすことができない。


脳髄から出た命令は神経を伝わり、

細胞にまで確実な伝達を行っているにもかかわらず。



動くという意思はあるが体全体を見えない拘束衣のようなもので

完全に抑えつけられている状況だ。

すでに理解不能である。冷静になればなるほど恐怖が増していく。




我に返り、声をあげてみた。思いきり。

あげたところで助けてくれる人などいないのだが。



しかしやはり声もでない。

今度は肺を思い切り抑えつけられるかのような痛み。




・・・完全に宿の選択を間違えた。







竹芝から客船にて7~8時間。

東京都の島である。



人口は2000人程度の島で収入は漁業と夏の観光で成り立っている。

観光で来島するのはほとんどが大学生とダイバー達である。

東京からの便が良いことと海の綺麗さが売りであるが、

心無い東京からの観光者による環境破壊等が島の昨今の問題でもある。




この島への上陸は今回で2回目になる。

前回来島したときは時間が足りず島を一回りしただけで終わってしまい、

本来の目的である御神山への登頂を果たしに戻ってきた。というところだ。



島を一周する道路は数年前に潰されたらしい。

島の人に理由を聞くが誰一人として答えようとはしない。




迷ったが港から西に向かい宿を探しつつ、海岸線をのんびり歩く。


本当に空気と海がきれいである。

東京では見る事の出来ない色の海だが、ここも一応東京である。

それがスゴイ。


火山島にしては起伏もそんなに激しくもなく、歩けばちょうど良いトレッキングにもなる。





宿はやはり民宿がいい。

値段の部分もあるが、食事や接客が丁寧というよりもあったかい。

地元の人の話が聞けることもうれしい限りだ。



ただ、今の時期はやっている民宿も限られてくる。

1年中民宿を経営してても生活が成り立たないからだ。

彼等の1年の生活が2か月程度の労働で賄えてるとはとても思えない。

少なくとも料金設定からその仕組みは読み取れない。



初めて旅行する場所であるならばまず観光協会を探すことから始める。

なぜならば、その場所の情報が最も多いからだ。

宿から店から車から観光情報や登山計画やレジャースポットや何から何まで。



今の時代、webによる情報入手がやはり容易いのだが、イマイチ面白みに欠ける。

そこに行く前から知った気になってしまう。



知らなくて当然であろう。『知る』ということが『旅』でもある。



現地で『情報を入手する。』という行為がすでにアクティビティとして

旅行に加えられていく。楽しむのみである。




・・・

前回来たときに知ったことだが、この島の西側。

一周道路がなく、港から西側と東側それと中央の御神山に向かう3本の路。

それの西側の路。これを突き当りまで進むとそこには封鎖されたトンネルがある。

明らかに不自然である。

しかもトンネル入り口は確実に整備され、きれいな状態が常に保たれている。


そのトンネルから感じる邪悪な空気はちょうど湿っぽさを感じる、

決して良い感じではない。いやーな雰囲気丸出しで退散を本能的に行ってしまった。





・・・

もちろん港から離れれば離れるほど宿の数が減っていくのは当然だが、

そんなことにすら気付かずなんとなく西に向かう。


向かう途中、単純に歩いているだけで絶景が手に入ることに気が付き、

だんだんと夢中になっていってしまった。

その結果、ほとんど突き当り近くまで来てしまった。時間はすでに夕方前。


ふと我に返り、宿を探すが辺りに見つからない。季節も季節だ。

あってもやってない宿がほとんどだ。

ちょっと焦りが出る。


さらに小一時間ほど探すと一軒だけポツンとやっている宿を発見することができた。



その宿は古い一軒家であった。

他の民宿と同じような感じではあるがなんとなく錆びれていた。

電球がところどころ切れている。

管理しているのは初老の婦人であるが、その表情は生気がなく

東京でもあまり見かけないほど疲れた顔をしていた。



部屋に通される。部屋自体は普通である。ちょっと胸を撫で下ろす。

しばらくすると食事の用意ができたらしく、食堂に呼ばれる。

食堂に行くと、同じ客らしき初老の男性が席に着いていた。


「こんばんわ。」声をかける。が一瞥しただけで何も返事をしない。

見えてないかの様でもあった。



なにか違和感を感じたが、めんどくさいのでスルーし、その斜向かいに腰掛ける。

携帯をいじり、メールチェックをしていると背後から声がかかる。



「・・・おまちどうさまねぇ。」酷い声だ。とても人とは思えない。

漫F画太郎の書く山姥の姿を想像してしまった俺は笑いをこらえた。

「あれ?席はそこじゃないよ。向かいだよ。」

・・・ん?俺か?俺に言ってんのか?一瞬思考が止まりかける。

そして振り向く瞬間。それまで視界の端に確実に捉えていた男性は






・・・いなかった。


思考が止まる。


人間というのは不思議なもので、理解を超えた現象に出会うと

パニックの為、思考が止まり、きっと気のせいだったのだろう。と自分にとって

都合の良い捉え方で終わらしてしまう。

「・・・今日の宿泊は俺だけですよね?」一応聞いてみた。

こんな季節に客なんかいない。との事。

一瞬、ほんとに山姥なんじゃないかと勘ぐってはみたものの

対応はいたって普通である。

・・・ですよねー。やはり気のせいということにしておこう。

でないと俺が狂ってしまう。

でてきた食事はいたって普通のものであった。

「うまい!」

腹ペコの俺はすっかり直前の事など忘れて食事を貪る。

いや、忘れる為に貪っていたのか。今となっては分からないが

不安感が薄まったのは確かである。

お腹が落ち着いたところで焼酎を頼む。

ちょっと飲みたい気分だ。

ほとんどの仕事を終わらせた山姥は食堂の端に腰を掛ける。

「お前さんはどっから何しに来た?」的な普通の会話を交わす。

・・・何を話しったけなー。ヒドイものだがあまりよく覚えていない。

普段飲まない焼酎にやられ、酔ってしまっていたのだろうか。

本当に焼酎かどうかも怪しいものだ。

ただ、覚えてるキーワードが幾つかある。

それを書き出しておこう。

・炭鉱夫

・流刑

・海神・山神

・血統種

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・

・・

こんなところかな。良くわからない。

・・・今日はちょっと疲れたよ。

急に眠気に襲われる。部屋に戻ろうとする俺に

山姥が何か言ってるが聞きとることができない。

適当に頷いて「おやすみなさい。」とだけ答え、食堂を後にした・・・


・・・

・・・そして恐怖はやってきた。

一日目が終了する。





・・・



何にも書く気がしねぇ。


書ける話なんか沢山あるのに。


うへぇ。って感じです。




・・・




30歳。梅雨。憂いの季節。



・・・

うへぇっ。