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さて今回は「ブルースワット」より

コンバットクロスシリーズ

パルサーポッド

を紹介します。


「ブルースワット」1994年に放映された東映特撮「メタルヒーローシリーズ」第13作。人間に憑依(インヴェード)して密かに侵略を企むエイリアン「スペースマフィア」と、それに対抗する組織ブルースワットの生き残り「ショウ」「シグ」「サラ」の戦いを描いた作品。

初期は従来の同シリーズより対象年齢を上げた、渋くハードな展開が特徴。しかし様々な事情で路線変更され、中盤以降は「ゴールドプラチナム」登場などテコ入れを思わせる要素が見られました。







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開封したところ

コンバットクロス」シリーズは素体にアーマーを装着する所謂「クロス玩具」、関連ビークル等を含めた全7アイテムが発売。
今回紹介する「パルサーポッド」は、以前紹介した「コンバットクロスシリーズ・ゴールドプラチナム」に対応したビークル(?)玩具です。

※今回は前後編に分けてこのアイテムを紹介していきます。







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パルサーポッド(マシンモード)

パルサーポッド」は第37話「女王(クイーン)の宣戦布告」で唐突に初登場した大気圏突入用カプセル。

同じく同話で唐突に登場した「超次元移動要塞スターフォートレス」上部に格納されており、ゴールドプラチナムが地球に降下する際に搭乗してました。
それまで何も乗らずフツーに降下してたのに







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・マシンモード側面

カプセルに四輪が付いたとしか言い様の無い、独自性溢れるマシン形態です。この状態でコロ走行が可能。

前方のバンパーとホイール部分は金メッキ加工されており綺麗です(撮影時の写りこみが怖いけど・・・w)







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上部ハッチを開けると搭乗スペースが確認できます。両サイドにレバーやコンソール類が見え、かろうじてビークルらしさがある感じ。








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ここで以前紹介した「コンバットクロス・ゴールドプラチナム」を持ってきて、パルサーポッドに乗せます。








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・プラチナムが乗ったところ

ほぼ仰向けに乗っているのがこのビークル(?)の最大の特徴。ビークルに搭乗しているというよりは寝ているっぽく見えるという・・・







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一応いい所を挙げると、クリア成型のキャノピーから見えるメッキ加工のプラチナムは結構綺麗でカッコイイと思います(ホントかよ)。
ポッド側面のレバーにきちんと手が来るというフィット感の良さも好き。

ちなみに画像下段は少しだけ上半身を浮かせて、発進時の反動をほんのり再現しているつもり・・・







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これだけだとただの謎ビークルですがなんとパルサーポッドには変形機構があるんだ!、これだけじゃ終わらないぜ!!

というワケで変形開始!、まずは前方のバンパー部を上に持っていきます。







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次に前輪部分をナナメ上に持っていきます。しっかり「カチッ」とロックがかかるのが好感触。







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光臨・・・いや後輪部分を前方に持っていきます。ここはダイナミックに動く上にクリックで定位置に来る構造になっているのが良い感じ。






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最後に後輪部分をナナメ後ろに持っていく事で・・・








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パルサーポッド(カプセルモード)

着陸時のカプセルモードに変形完了!!



・・・正直第一印象が「何コレ?」となってしまう形態です。







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映像本編ではスターフォートレスよりマシン形態の「パルサーポッド」を射出、そのまま大気圏突入し空中でこのカプセルモードに変形していました。
この一連の特撮シーンは不思議なカッコ良さがありましたね~。

それまで単身で降下できたのに何故コレに乗る様になったかは謎でしたが・・・w






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・カプセルモード後部

パルサーポッドは前述の通り第37話と結構後半より登場(ちなみにプラチナム初登場は23話)、時期的にも「スターフォートレス」と並んでクリスマス商戦を意識して出したアイテムなのかな・・・?と推測しています。

凄く正直に言うと変形ギミックはコレだけで大きな見栄えの変化もなく、これで勝負するにはかなり心もとない様な気がします・・・






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・カプセルモード上部&底部

一応イイ所を挙げると、変形で移動する部分には全て細やかなクリック機構があり、小気味良く各パーツが動くのはかなり気持ちが良いです。

そしてマシンモードのバンパーと四輪が、カプセルモードでは綺麗に五方を向くというのも不思議な統一感がありますね~。







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あとはマシンモード同様、クリアキャノピーから覗くメッキのプラチナムというのが非常に綺麗だと思います。カプセルモードではそのままディスプレイケースにも使えそうなザインですね。

ライトの当て方等でも雰囲気が微妙に変わるのが面白いトコロ。









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ゴールドプラチナム

基本的には「コンバットクロス」用ですが、それが無くても遊べる様にプラチナムのフィギュアも付属しています。

素材はオールプラ製の単色成型。





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可動箇所は両腕のみ、武器「グラビオン」が付属し手に持たせる事が可能。

胸アーマーの形状の都合で可動範囲は極めて狭いです。







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コンバットクロスの代わりにこちらのプラチナムを乗せてみました。







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メッキ・合金を使ってないので「コンバットクロス」を入れた時の様な重量感はありません。正直この商品単体だとホント物足りない・・・w







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コンバットクロス版プラチナムと。素材や塗装では正直物足りない部分もありますが、この付属プラチナムの大きなポイントはその造形!

番組後半に発売した事もあってか、造形がとにかく本編に近いと思います。






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特に顔部分はあらゆるプラチナム商品でもベストの出来栄えと言えるのではないでしょうか。プラチナムの隠れた魅力である横顔も素晴らしい。

私は塗装技術が無いのですが、これで彩色すればかなり化けるのではないか・・・と思います。







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・プラチナムフィギュアいろいろ

私事になるのですが今年2017年は何故か「ゴールドプラチナム玩具集め」にハマった年になりました。ソフビ以外は全部今年入手したという・・・w








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さて、この「パルサーポッド」はビークル玩具というよりも「カプセルに四輪が付いただけ」と言っても差し支えない位の、異常なまでにシンプルな機構を持った玩具です。

メインのブルースワット側のビークルは現用車両ベースの比較的リアリティあるデザインなのですが、それとは一線を画したデザインセンスが印象的です。
おそらくは「リアリティある兵器やビークルを使うBS」と「超常的な能力を持つプラチナム」というコンセプトの差別化もあったのかな・・・と思ったり。







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BSどころかメタルヒーロー全般、さらにはバンダイ玩具全般でもここまで極端なコンセプトの玩具は珍しい様に思うのですが(たぶん)、あえて似ているのを挙げるとしたら「マシンロボ/格闘技ロボ」の収納搭乗機構が近いのかな・・・

あくまで個人的にですが、パルサーポッドの異端な感じは格闘技ロボや「ロックコマンダー(岩石超人のビークル)」等を出してた昭和マシンロボ後期のバラエティ路線に雰囲気が近いのかな・・・とかぼんやり考えてました(あまり自信無いですが)








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基本的にはゴールドプラチナム専用ですが、無理すれば他のコンバットクロスを乗せる事も可能。ただしガンベルトがつっかえてあまりスムーズに入りません。







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パルサーポッドはその外観、さらには最終回でプラチナムがこれに乗って特攻~消滅した事もあってか「棺桶」というアダ名が付いていました(ひでえ)。

そういう事もあって某ライダーを乗せようと思いましたがキャノピーが閉じなかった・・・
(ついでにアックスフォームも乗せたけど同じく閉じませんでした)







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ブルースワットと共に戦えプラチナム!!
(はよ降りろプラチナム!)


前編ラストはブルースワットとの共闘をイメージした画像で。
今回はプラチナム中心ですが、BS勢も「ハイパーショウ」のコンテナと組み合わせる事でプレイバリューが劇的に向上します。






基本的な機構は前編で紹介しました。さて後編ではどうなるのか・・・
※コメントは後編で受け付けます