15分前に着き待っていた
手術前のギリギリまで
こんなに穏やかでいられたね
そして10分ほどして先生が来て下さった
まず 術前の検査の結果の説明を受け
点滴を入れる管を通すために
診察台へ
一緒に側にいて母母はリンの頭を撫でながら
先生が手早く右前足の毛を剃り
点滴の管をつけた
点滴の管に薬が入り
感染を防ぐ注射を肩に打つ
そのまま待合室に一緒に戻り
手術室の準備が出来るまで待つ
先生に再び呼ばれ
もう一度診察台に
麻酔が点滴の管から
直ぐに麻酔が効いて
先生がリンを抱いて手術室へ
執刀準備が出来るまで
待合室で待った
しばらくすると
他の先生が呼びに来てくださり
ガラス越しに手術室が見える部屋に案内された
執刀医は本院の院長
先生は助手に入ってくださっていた
ガラス越しに挨拶を交わし
手術が始まった
モニターに手術の様子が映し出され
麻酔が効いて横たわるリンの顔を見るのがやっとで
なかなか直視は出来なかった
父父がしっかり見ていてくれた
時折チラと観るモニターとリンの顔
ただただ無事に終わるように祈った
父父曰く
手術はとても早いと。。。
手際もいいと。。。
父父は若い頃
整形外科に勤めており
オペ室も入っていたので
よく解っているから
そうなのかと。。。
20分で手術は終了し
本院の院長が
摘出した卵巣を2つ持って見せながら説明を受けた
リンの卵巣は2つとも色が悪く
血糖値が上がっていた原因の一つかも知れないと
子宮は特に問題なく年齢相応だったので摘出しなかったとのお話だった
ただ卵巣を摘出する際に
加齢による内臓脂肪がかなりあり
すい臓に近くの脂肪を摂ってので
すい臓に感染が起きる場合があり
その場合は2・3日後に嘔吐する
直ぐに点滴をしなければならないと。。。
本院の院長はその後病棟に行かれ
手術室に案内されリンの側に直ぐに行く事ができた
診察室に男性の先生が連れていってくださり
診察室でリンが麻酔から覚めるまで
側にいさせてもらったのだが
まるで人間の子供が怖いよ~っと泣くように
声を張り上げるリン
聞いたことのないその声が耳に焼き付いて
痛い思いさせてごめんねと。。。
40分位してやっと
いつもの鼻をスンスンするような泣き方に変わり
もう大丈夫だろうと先生に預けて
点滴をするのに4時間ほどかかるようで
夜の7時半に病院へ迎えに行く
リンの様子がよければ
そのまま家に連れ帰り
翌日いつもの病院へ傷の具合を診てもらうことになった
だから今リンは一人ゲージに入れられているだろう
ガラス越しだったけど
手術の間もずっと側にいてやれたことが出来た
4時から午後の診察が始まる前
3時30分くらいまで一緒にいてやれたから
4時間だけの辛抱だよ
待ててね