釣り少年は私謹製のロッドを楽しそうに振っていたが、夜には

また、ドアをコンコン!とノックしてやってきます

で、見せてはいけないものがある戸棚の前に立ちます

「あかんぞ!ここだけはあかんぞ!他はいい!」

 

と言いながら見せてはいけないモノの入った戸棚の戸を押さえ

ますが ニヤニヤしながら 払いのけて戸を開けてしまいます

 

 

中に入れてるのはロッドとリール

 

針金を曲げて作ったガイドでもなく、ペットボトルを切って

くっつけたリールでもなくホンモノ

ニンマリ笑いながら眺めてます

次の日も同じくらいに訪ねてきて堪能してます

ガイドに糸を通します

BGMはピカチュウ

そんな日常にある出来事が起きました

で、仕事終わってホテルの部屋に入ると、きれいになったベッド

シーツに違和感??

なんか......部屋が違う!???

 

戸棚が空いてロッドが?

 

机の引き出しが開いてる......

 

 

集めてるペットボトルのキャップが机の上に出て、爪楊枝も出てる

 

???

 

どうやら、マスターキーを持って賊が掃除のおばちゃんの

目を盗んで忍び込んだ様子..........

 

 

誰が? と言うかバレバレ(笑)

 

我慢できずにロッドを見たくて来たもよう

 

そして、いつも作ってくれるペットボトルキャップのコマの

自作に挑戦してあきらめたようです

 

さすがに他の部屋でやらかして問題になったらいけないので

ちょっと注意しておく

 

そして、夜にはまたやってきて

 

 

飽きずに嬉しそうにクリクリしてます

 

 

 

 

 

 

その時、いきなり少年がピクリ!としてます

 

何やら、慌てた様子でロッドを継ぎ目から外そうとしています

緊張した様子で手がブルブル震えてうまく外せません

 

そして、部屋の外からパタパタとスリッパの音がします

 

 

少年の母登場!

 

部屋をのぞく母と目が合った少年はロッドをサッと

手放して、直立不動 (笑)

 

低い声でお母さんが何か言います

 

機械のように激しくそして正確に素早く頭をブンブン

振る少年  (笑)

 

にっこり微笑みながら会釈して去る母の後を

某共和国の兵士のようにきれいに足と手を上げて

行進のように付いていく少年(笑)

 

 

しかし、不思議なのはなぜ、母が近づくのを察知できたのか?

母のスリッパの音を遠くから聞き分けられるのか?

 

もしくは鼻が人間の一万倍利いてるとか?

 

お母さんの靴が片っぽあれば何キロも離れてても

たどり着けるとか?

 

警察犬やがな(笑)