Is the glass half empty or half full? |   サテアン

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先日メルボルンに住む旧友と飲んでいたときの話

 




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「半分しか入っていない」と感じるか

 

「半分も入っている」と感じるか

 

 

 

オーストラリア人は後者だと彼女は言う

 

(厳密には、彼女の生きる「Victoria州人」と考えた方が良さそうだが)

 

 

 

そしてオーストラリア人は、"Should be alright!"(大丈夫!マイペンライ!)が口癖だという

 

 

 

僕はその旧友にこう返した

 

 

 

「でも支払ったお金に対してそれ相応の対価を提供してもらうというのは売買の基本じゃないの?」

 

「もし半分の対価しか提供されていないのに『それでいいよ』と皆が言い出したら、サービスの質は下がるし、わざとごまかす人も出てくるんじゃ?」

 

 

 

しかし彼女はひたすら

 

「そんなことはない」

 

「とにかくオーストラリア人はそうなんだ」

 

と誇らしげに答えるだけだった

 

 

 

もちろんポジティブ思考か、ネガティブ思考かという例えの意図はわかるのだが・・・

 

 

 

う-ん、やっぱりメルボルン人は根っからダラけているのかな?

 

 

 

 

 

そしてここでした議論を、今シドニーでもう一度考えるときが来た

 

 

 

というのは、今となってはPerth, Fremantle, Melbourneの3ヵ所にほぼ一ヵ月も浪費してしまったことをとても後悔している

 

 

 

どーせ仕事に集中したかっただけだから、別に大したことは求めていなかった

 

 

 

綺麗な景観も、壮大な大自然も、美しいビーチも、美味しい食事も、楽しい出会いも、カンガルーもコアラもサメも、何も求めてはいなかった

 

 

 

ネットと電源とカフェ又はビールがあればそれだけでよかった

 

 

 

たったそれだけのことなのに、この3ヵ所はそれすらなかった

 

 

 

シドニーはだいたいどこへ行ってもそれらが揃っている

 

 

 

僕にとってオーストラリアはシドニーだけで十分だった

 

 

 

そしてこの3ヵ所の教訓から、今回はシドニー滞在をついに一週間以下まで短く設定した

 

 

 

だが、とてもじゃないけどシドニーは一週間じゃ足りない

 

 

 

早速シドニー滞在を延長した

 

 

 

 

 

 

どの角を曲がってもこの街は楽しい

 

 

 

いつまで歩いても飽きない

 

 

 

どの店も入りたくなる

 

 

 

そして結局仕事にならない><、、

 


 

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あ、なんだろう

 

 

 

随分昔、ニューヨークを初めて歩いた朝に感じた興奮のような、とても懐かしい感覚だ

 

 

 

珍しく、ロンドン以外で住みたい!


かも?

 

 

 

そうして考えると、シドニーに先に来なかったことが本当にラッキーだったなあと思う

 

 

 

もし逆のルートをたどっていたら、きっとシドニーで大満足して、最大級の期待を持って足早にメルボルンやパースへジャンプし

 

 

 

とんでもなくガッカリさせられてそのまま強制送還・・・

 



ということになりかねなかった

 

 

 

オーストラリアの旅の半分は無駄にしてしまったけど、残り半分はシドニーを好きなだけ満喫できることになりそうだ

 

 

 

まさに

 

 

 

"The glass is half full"

 

 

 

かもしれない