こんにちは


みなさん、昭和は好きですか

私は大好きなのです

高度経済成長期の若者の心理や時代背景、
環境問題、政治、デモ、芸術、映像、ドキュメンタリーなど。
リアルタイム世代ではない自分にとっては、とても興味深い時代です◡̈⃝︎⋆︎
気になる展示を発見しました。
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1968年 激動の時代の芸術
2018.09.19 〜 2018.11.11 千葉市美術館
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60年代から70年代といえば、当時すごく盛んだった学生デモ。
そんな学生デモや社会の問題を題材にドキュメンタリーを撮ってこられた、小川紳助監督が好きで、成田闘争についつも元々興味がありましたので、2014年に「三里塚に生きる」が公開された時は、ワクワクしながら映画館に観に行きました。
当時小川プロダクションのカメラマンであった大津幸四郎監督と、代島治彦監督の共同監督作品であり、過去に数々の名作を生み出した今は亡き小川監督と小川プロダクションを知る人の作品という事、当時の三里塚で闘争した人々の苦悩、空港になってしまった土地の現在など、当時のドキュメンタリーで描かれなかった部分も描かれており、大変興味深かったです。
近年、やっと小川全作品DVD化計画の為に、
貴重な当時のドキュメンタリー作品が
DVDとして徐々に販売されてきているようです。
...小川作品に触れると、話が終わらないので後ほどまた触れる機会があればブログに書こうと思っています。
ほかに特筆すべきは、松本俊夫。
小川紳助監督と松本俊夫監督は、映像作品の監督という点では共通ですが、
小川作品はドキュメンタリー、松本俊夫監督は、もう少し芸術寄りなイメージです。
松本俊夫監督は、ドキュメンタリー作品もありますし映画も撮っていますが、取り分け印象深いのは、実験映画でしょう。
彼はよく、これまでには無かった映像の手法で、幻想的で不思議でシュール、まるで映像ドラッグとでも言うような、サイケな映像も撮っており、60-70年代は、そのような実験映画が数多く撮られ、監督も輩出された良い時期でした。
当時のフィルムから作られる映像美もさる事ながら、どこか、社会背景を匂わせる部分が多い事も、当時の時代という物を感じざるを得ません。
松本俊夫監督は、昨年2017年4月に亡くなられ、昨年は追悼の為の実験映画上映や、企画展も都内で開催されました。
中でもTOP MUSEUMで行われた、実験映画の展示が、6-70年代と、デモや社会不安を背景とした映像作品、情勢を知れ、かなり良かったのです。
千葉市美術館のこの展示も、
そんな感じならかなり興味深い事でしょうから、行きたくて仕方ありません。
みなさんは、昭和の独特で暗い時代に興味はありますか?
