マウンテンドクター 1話みました。 まぁ色々へぇ〜な所は有るけど 設定とか場所とか正直どうでも良い。

思うのは 山岳救助や医療、登山のFAについて考えたり 知らない人が知る機会になれば良いかなとは思う。
でも 正しく無い認識はして欲しく無い。まぁドラマなので色々仕方ない部分は有るけど。

これからの展開が楽しみでも有りますね。

欧米では、山岳救助ヘリコプターに乗り込んで救助に向かう医療従事者が活躍していますが、
日本では様々な法律や状勢により欧米のような救助体制は出来ません。
そして山岳医や山岳看護師は警察や消防の山岳救助隊員でもありません。
私の知る限りでは、見識不足の為 有るよと言う場合は是非教えて頂きたいです。
ドクターヘリじゃ無いんだから。マウンテンドクターに出てくるのは 長野県の防災ヘリの設定ですね。

長野は消防ヘリが無いので119通報だと防災ヘリが来てくれますね。

 

国際山岳医と言えば 私が最も尊敬する山の人の1人 日本人初の国際山岳医の大城和恵先生

先生が仰って居ますが、 医者が現場に行っても救命率は上がらないことが報告されています。

山岳医が救助ヘリコプターで遭難現場へ駆けつけ、起こった遭難に対処しているだけでは遭難は減りません。

遭難を起こさないように予防の啓発をしていくことが大切です。

山でのケガ人や遭難者を助けられるのは、医者ではなく救助隊や一緒に登っている仲間など身近な人たちです。

と仰って居ます。講習会でも幾度となくお聞きしました。

疾病や体調不良による遭難 出発前に未然に防げる遭難も多いです。そして山で仲間や他の登山者が

怪我や体調不良で遭難した時に遭難者を一番に助けられるのは そこに居る私達登山者です。

救助隊に引き継ぐまで出来る限りの事をするこれだけでも救命率は上がるし 救助隊の方もスムーズな

救助 搬送もでき良い状態で病院へ搬送できる。現場に近い人が適切な処置をして素早く病院へ運ぶ。

そして長野では山岳遭難者を沢山受け入れてくれる相澤病院、その他の医療機関

日々山岳遭難者を最高の体制で治療して下さる医師、看護師の方 私達登山者にも もう少し

出来る事が有るのかも知れません。

 

国際山岳医と言う 聞き慣れないお医者さんがフォーカスされるのも嬉しいです。

長野、国際山岳医って聞くと 私は真っ先に出てくるのは大城先生です。

同じ長野県出身者で当然 最も尊敬する人です。

大城先生のFA講習には夏 冬 雪崩、低体温スペシャル

と何回か講習に参加していますが 気さくで 優しく 時には厳しく 本当に良い先生です。

登山者の方には是非大城先生のFA講習を受講して欲しいです。大人気で中々受講出来ないんですが。

私が初めて受けた時は 救助隊の方 警察の方 医療関係の方に山岳会関係が混ざっての受講でしたけど

本当に分かりやすい良い講習でした。

 

そんなこんなで 色々話は逸れたんですが 山を登っても 登らなくても 設定が多少おかしくても

山登り 国際山岳医 病院関係の方 山小屋の方 救助する方 遭難 怪我 登山者と家族の関わり 

皆んな其々がどんな想いで山に携わって居るのかにスポットが当たってるのは良い事かなぁと思いました。

 

 

『助けたい』
その気持ちを
技術にしよう! 私達登山者にも出来る事は有る!