大前研一のアタッカーズ・ビジネススクール コミュニティ

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1時間延長して行われた大前研一特別講義!
今回は「日本の21世紀ビジョン」編をお送りします。

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 ※5月22日(日)アタッカーズ・ビジネススクールで開催された講義の内容を
  抜粋したものです。複写・転用はご遠慮ください。
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●これからの日本は、規模より質を求めよ

今から20年後、日本は世界第5位の経済国になる。
EUも1つの国家と考えると6位。
そこで日本は規模ではなく質、
世界企業輩出国になることを模索しなければいけない。
ドイツ、スイス、オランダ、カナダは世界トップ企業を沢山持っている。
特にスイスは、人口700万人以下で海のない山国なのに、
スルサーというディーゼルエンジンの会社は、
大型船のエンジンのシェアをほとんど握っている。
製薬会社ノバルティスも鉱山会社、兵器の会社、
世界最大の食品会社ネスレもスイスの会社だ。

気合さえあれば、母国が小さくてもいくらでもいけるんだね。

人材輩出という点では、オーストラリア、北欧(主としてフィンランド)、
インド、台湾、韓国が強くなってきている。
バンキムが国連総長になって以降、多国籍企業でも日本人が韓国人に
レポーティングトゥーというのも増えている。
一流のLGやサムスンはTOEICが900点ないと入社できない。
ドイツは20年前から、北欧系の企業も社内公用語は当然英語。

国の規模はそれほどトップでなくても、
高度な生活レベルを追い求めるのは重要だよね。
利便性、安全性、潤い、憩い。
日本はGDP神話で中国に追い抜かれて茫然自失だけれど、
質を高めることはまだまだできるんじゃないか。


●なぜ日本は覇気を失ったか?

理由は簡単だよ、一人っ子が一番良くない。
一人っ子が一番良くないのは、親がいつまでも
パウチ(カンガルーの袋)に入れたがるから。

戦後の日本は家父長制度で農民が6割いた。
後継ぎは長男だけだから、次男以降は満州に行くなり、
自分の生き方を身につけないといけなかった。
食べられなくなったら、フジモリの祖先がハワイに行ったように、
海外に出て行ったもんだ。

今は一人っ子が多い。
「研ちゃん、どこに行くの?遠くに行かないでね」
92歳の親がまだこれだもん。
親の言うことなんて聞いていたら、MITに留学なんてできない。
親や上司の言うことは聞かなかった。
だから僕は世界のどこへ行ったって生きていける。

今は親が比較的裕福だから、子供を離したくない。
こんな国に覇気が出てくるわけがない。
若者のコミュニケーション力、語学力はアジアでも最低。
日本人のTOEFLスコアは世界39位。世界最低だよ。

海外留学や出向も辞退。
満州に行くような性質が全部なくなっちゃったんだよ。


●何歳になっても自分で稼ぐ力を手放さない

いま、高齢者が恵まれていると思われている。
ところが、この10年でどの所得層も100万円ずつ給与が減っている。
これはかなりシビアで構造的な問題。

年金の「魔の5年」問題もシビア。
年金の受け取り開始年齢が上がり、もらえる金額が下がり、
掛け金が増えている。
年金行政が破たんしているんだ。
現役世代の払ったお金で今の高齢者の年金がまかなわれている。
この仕掛けがまだ直されていないから、
魔の5年が10年、15年となって、
定年後、貯金を取り崩すしかなくなる。
だから、一生働き続ける力をつけないといけないということだね。

この問題は日本でまだ誰も気づいていないですよ。
これを言うと大騒ぎになるから、ひた隠し。
社会改革と税の一体改革と言ってるでしょ、
それは税金を増やして、年金と社会保障を減らすということだよ。

この国は任せて安心ではない。
どんな年になってもある程度稼ぐ。
ライフスタイルのプランを変えないといけないね。


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