先日、ベルギー在住歴の長い日本人との話の流れで「ムスリム(イスラム教信者)が怖い。どこに過激思想を持った人が混じっているか分からない」とおっしゃるのを聞きました。
『こんなにムスリムの方が多いベルギーなのに疑心暗鬼なのか』とちょっと驚きましたが、これがテロ被害のあったヨーロッパにおいて一般的な思考かもしれない、と思いました。
一方、私自身はイスラム教信仰国マレーシアにおいてムスリムの方にとてもよくしてもらっていたので、『ムスリム=怖い』という発想は全くないのです。
【ムスリム(特に男性)は子供好き】
マレーシアに住んで助けられたのがムスリム(特に男性)が子供好きということ。
例えばこんな例が
・イヤイヤ期の娘が「家に帰りたくないー」と号泣している娘を抱っこして帰っていると、誰もが素通りしない!すれ違う人、すれ違う人が「どうしたの?泣かないで」と真剣にあやしてくれます。
・家族で食事に行くと店員さんが子供(当時3歳と0歳)に話しかけたくて仕方なさそう
特に0歳の息子を連れていると、店員さんが「ちょっと抱かせて」と言って連れて行ってしまう。多少グズっても連れていく。「わが子はどこ行った?」と振り返ると男性店員集団がきゃっきゃっとあやしてる。勝手に一緒に写真を撮ってる
グズってた息子の機嫌も治る、さすがの腕前![]()
マレーシアはマレー系、中華系、インド系が多いのですが、マレー系、インド系は男性が子供を構いたがる、中華系はおばちゃんが子供を構いたがる、、、という印象でした。
日本では「周りに迷惑かけられない」と子連れで出かけることを躊躇しがちだった私も、マレーシアに住んでからは「誰かがあやしてくれる」と平気で出かけるようになりました![]()
それほど『泣いた子を連れていると道行く人が真剣にあやしてくれる』というのは私にとって衝撃でした。
【それなのに女性には不愛想なムスリム男性】
こんなに子供に優しいムスリム男性なのに、女性には怖く感じるほど不愛想。
子供への笑顔の一部でも私に分けてよ、と当時は思ったものです。
でも、よくよく考えてみると男女交際に厳しいイスラム教。
見知らぬ女性にヘラヘラできん!という宗教観だったんでしょうね。
それが妻への忠誠でもあるんだろうし。
そしてこの点、『レディファースト』のヨーロッパの方々には特に違和感があるのかも。
(ちなみにベルギーのうちのアパートメントの0階のおじいちゃんは足が悪そうなのに、会うといつもドアを開けてくださるのでとても申し訳ない。でもおじいちゃんは『男性たるもの開けなくては!』と使命感を持ってるんだろうな)
違う価値観を分かりあうのは難しいことだし、私もマレーシアにおける価値観、ベルギーにおける価値観をなかなか理解しきれません。
それでも「そういう価値観なのかな」と寛容でいたいですし、「こんないい国(地域)だよー」と発信し続けたいものです。
ちなみに治安においては東南アジアよりもヨーロッパの方が抜群にいいですが、安全に気をつけさえすれば子連れ東南アジア、オススメですよ![]()
