最近「吹奏楽大作戦」とやらがありましたね。
簡単に書けば、一般人とプロが一緒に演奏しようというものです。
ある人のコメントに「将来が楽しみ」と言われたそうです。
でも、本当に将来を心配してあげるなら
「楽器は大学まで、それ以降は趣味にしなさい」と言うべきでしょう。
何度も書いていますし誰もが分かってると思いますが、日本で音楽で飯食うのは大変です。
ごく一部の人しかまともに食えていけない。
スポーツは35歳~40歳くらいで引退し若手の活躍の場があります。
奏者というのは引退が遅いですから、ポジションに空きがでない。
吹奏楽というコミュニティのサイズを考えた時、
何度も書いてますが、その大きさは30年前から変わってないです。
その中の人間が増えているだけ。
吹奏楽大作戦は、そのコミュニティの中の人間の中で盛り上がってたお祭り。
「5000円払ってディズニーランド行かない?」と友達に誘えるけど
「5000円払ってTKWOの演奏会行かない?」とは恥ずかしくて言えない。
一般人にも「吹奏楽聞きに行かない?楽しいよ」と言えるように
音楽を勉強した人がもっと頑張らないと。
プロなんでしょ?
子供たちの将来を考えてるんでしょ?
なら、子供たちが将来大人になって音楽で飯食えるようなコミュニティを作らないと。
有名な指揮者・作曲者が、大人数を抱える一般市吹に寄り添っている現実。
これから少子高齢化、もっと環境は悪化するでしょうね。