出稼ぎ先として日本に対する魅力が現代のベトナム人にはなくなってきている状態というのはご存知でしょうか?

 

一昔前は中国人が出稼ぎに日本へやってきていましたが、その数は昔に比べて減っています。それはなぜかというと、中国の経済が発展してきたからです。経済が発展すると国民の平均給与も上がり、稼ぎの良い求人も増えてきます。そうなると、わざわざ母国や故郷から離れて遠い日本で働きたいとは思わなくなります。

 

これがベトナムでも同じようなことが起きてきています。ベトナムはまだまだ日本に比べたら後進国にはなるのですが、徐々に経済が発展してきています。そのため、一部の職種では日本と同レベルの求人もあり、そっちで働こうという人が増えてきているとのこと。

 

とはいえ、まだまだ日本にきたいというベトナム人は多いですが、今後は状況も変わってくる可能性はあります。

 

インドネシア人が増えるかも?

今まで発展途上国だった国がだんだん経済的に発展してくると、日本に働きにきたい人が減るため、次はまた違う発展途上国の人たちが日本にくる流れとなると考えられます。
 
例えば、ミャンマーなんかは一般的な平均月収が8,000~10,000円ほどとなっており、依然と給与水準は低いままで、日本にきたいというミャンマー人は多いです。クーデターの影響もあるかと思います。
 
ミャンマーからくる人達も今後増えてくると思いますが、インドネシア人も増えてくるのではないかと思います。ベトナム人からの需要がなくなってきている現状、人材を確保するためにほかの発展途上国に目を向ける動きは必ずあります。
 
インドネシア人の平均年収は約40万円ほどで、日本に出稼ぎに行きたいというやる気がある人も多いと聞きます。今後どうなるかはわかりませんが、ベトナム人は少し割合的に減って、ミャンマーやインドネシアのような他の発展途上国の割合が増えてくるのかもしれませんね。