どのくらいの人が、自分の出生時間を知っているのでしょうか。
私は命占は西洋占星術で主に見ます。
西洋占星術は、以前のブログでも書きましたが、ホロスコープを使用します。
そしてこのホロスコープには、12星座のほかに数字が降られているのですが、それがハウスです。
こちらは愛子内親王殿下のチャートです
星座は天の動きでありハウスは地上を表すので、天の動きは世界共通なのだから個人の運勢は特定できない、と以前付いた先生には教わりました。
常にあれこれ書籍を読んだり観察したり、そして講座に参加したりしています。
このハウスを特定するためには、生まれた時間が分からなければ出すことが出来ません。
皇室の方々は出生時間までハッキリしているため、正確なホロスコープを作成できます。
例えば、8ハウスに太陽と冥王星の合があります。
カリスマ性がありますね、そしてこのハウスは遺産や相続という意味がありますが、継いでいくことを表します。
天皇陛下の跡継ぎ、つまり次期天皇にと国民感情が動くのも分かります。
反対側2ハウスに月と土星のコンジャンクション、質素であることを良しとするように見えます。
楽しく自由に新しいことにチャレンジしていきたいと思っているのでしょう、11ハウスの天王星と2ハウスの月のトラインは、月に土星でコントロールしながらも、社交的な行動をされているように見えます。
愛子様のホロスコープを読むのが趣旨ではないので、ここまでに致します。
時間が分かるとハウスが特定出来ます。
惑星とサイン(星座)がそのハウスにどのような影響を及ぼしているかが分かるので、色々なことが見えてきます。
そしてこれは出生図なので、その方の資質、遺伝的要素を強く表します。
大きく流れを見るプログレスとその上での惑星の動き、トランジット(経過)と3重円で見ていくのが基本になります。
ですが、出生時間が分からない方も多いため、実際の鑑定ではやむなくハウスを除き(推測する方法もありますが)プログレスも見られないので出生図と経過図で読んでいくことが多いです。
タロットカードも組み合わせ、それに四柱推命や九星も補足的に入れ見ていくので、時期などは大体鑑定出来てはいると思います。
出生時間を調べて頂くと(母子手帳に記載されています)、より詳しく鑑定が出来ます。
生まれた時間は履歴書に書くことや何かの書類で要求されることはほぼありませんので、意識するのはむずかしいのかもしれません。