「そういえば、最近歯医者行ってないな。でも行くのめんどくさい!」
「歯医者って、虫歯ができたら行けばいいんでしょ?」
「予防歯科ってなんやねん!」
こんな風に思っている人って、多いのではないでしょうか。
私もそのうちの一人でした。
そう思って、機会があればと先延ばしにしていくうちに、コロナの影響で在宅期間に突入しました。
おかげで時間にも余裕ができ、今しかないかと思ったので、重たい腰をあげ、近所の「予防歯科」で検索してヒットした歯医者さんに行くこととなりました。
予防歯科は、バカにできない。
行く前までは、どうせ虫歯のチェックと応急処置程度で終わるんだろうと思っていましたが、行ってみてわかったことは「予防歯科は、バカにできない!」ということです。
そもそも予防歯科とは一言でいうと、
「ムシ歯などになってからの治療ではなく、なる前の予防を大切にすること」
のことです。(クリニカ サイトより)
字の通り、治療をするほど悪化する前に、予防していきましょうということです。
よくテレビCMで、〇リニカや、シ〇テマなどなど様々な製品の紹介とともに、予防歯科の大切さが唱えられていますよね。私は勝手に、予防歯科って自分自身でやるものだとばかり思っていました。
ただ、最近歯科に関するお仕事をはじめたのもあり、町の歯科の看板や記事などをみるようになり、歯医者さんも力を入れているものだということが判明しました。
そういった背景もあり、2020年5月某日、近所の小さな歯医者さんに行きました。
そこで軽い感動を味わってきたので、歯医者さんが行っている予防歯科がどんなものなのか、体験レポート形式でお伝えしようと思います。
どこも痛くないけど、歯医者に行ってきた。
予約をしていた日に歯医者さんに行くと、院内はコロナウイルスの緊急事態宣言発令中ということもあり、手消毒の徹底、診察台につくやいなやうがい薬を渡されたりと、感染対策が徹底されていました。
保険証を提示し、問診票を記入すると、思ったより早く診察室に通されました。
そしてまず最初に、歯科医師さんから30分ほどカウンセリングを受けました。
そこで話してもらったことは、
✓予防歯科というのは、スウェーデンなどの海外では進んでいるが、日本ではまだまだ定着していないこと。
✓セラミックやほかの種類の詰め物の違い
✓歯科検診は、三カ月に一度来ることが目安であること
などなど、決して押し売りではなく、丁寧にわかりやすく教えてくださいました。
そこからの流れは、私自身で書こうと思っていましたが、このサイトがとてもわかりやすく書かれているのでぜひこちらを参考にしてください。
そのあとは歯科医師さんから歯科衛生士さんへとバトンが渡り、予防歯科のお部屋へと通されました。
「虫歯と歯周病の違いって知ってますか?」
という質問から始まり、衛生士さんの説明とイラストで歯の基礎知識をお勉強しました。
(参考)
そして歯石の除去をしてもらった後は、実際にレントゲン写真や、カメラを通して自分の歯の状況を観察。口内細菌を摂取し拡大して見てみたり、磨けていない箇所の染出しをしてみたり。ありとあらゆる手段で、歯磨きの大切さを痛感させられます。
歯ブラシや歯間ブラシの使い方などを一時間ほど指導してもらい、最後には歯間ブラシを一つ渡されました。
(歯磨き指導に加え、ラーメン屋さんで棒キャンディーをもらって帰るようで、少し幼少期に戻ったような気分でした。)
お会計
もらった歯間ブラシを大事にバックにしまい、今日から予防歯科頑張るぞと意気込みながら、受付でお会計をしました。
そうすると料金は「¥4,190」。
思ったより安い!!!
その理由は、2020年4月の診療報酬改定にあります。
詳しくは、こちらの方の文章が参考になるかと思います。
このおかげで、予防歯科で行ったこの日は保険適用となり安く済んだのです。
そしてお医者さんから言われた、三カ月に一度の歯科検診に行く負担も少なくなり、帰り道はとても足取りが軽かったです。
また、その日のうちに、歯間ブラシも購入。100均で70本入りのものでも十分に汚れを落とすことができました。
まとめ
以上、つらつらとここまで書いてきましたが、予防歯科の重要性と気軽さは伝わったでしょうか。
改めてお伝えしたかった事を整理すると、
歯医者は虫歯になってからでは遅い!
応急処置的な治療だけではなく、歯のお勉強を丁寧に行ってくれる!
国としても重要だと言われている「予防歯科」はなんと保険適用範囲内!
といったところです。
ぜひ、ここまで読んでくださった方には歯科検診に行っていただけたらと思います。
また歯医者さんはどこも全部同じわけではなく、‘どこに力を入れているか’に違いがありますから、
「予防歯科」というワードをたどって行きつけの歯科医院を見つけることをオススメします!
少しでも不安なら、気分転換にでも歯医者さんに行ってみてください!
ありがとうございました。


