こんにちは。

さくらですニコニコ

 

毎日暑い日が続いていますね~

 

採卵後に生理がきて、

移植はせずに、お休み中です。

 

久しぶりに時事ネタが書きたくなりました。

 

文部科学省次官の息子の裏口入学までは、「まだこんなことやってたんだー」くらいで、さほど気にならなったのですが、この汚職事件がらみで調査を進める中で発覚した、「女子受験生の点数を一律で減点して男子受験生を優遇」したことは、やっぱり女性として怒りを覚えますプンプン

 

入試に関係ない私ですら怒りをおぼえるので、毎日暑い中勉強して1点でも多く得点しようと頑張っている受験生には、本当に嫌なニュースでしょうショボーン

 

一般入試の合格者数が2010年に女子が全体の4割弱に達したため、「女子は3割以内に抑えるべきだ」と、翌年以降、女子受験生の点数を一律減点したりしていたようです。

グラフを見ると、2010年以降女子は常に男子より少なく、2018年には大きな開きができています。

 

 

 

 

「結婚や出産で離職していく女性が多いので、系列の附属病院の運営に支障をきたすから」という理由がささやかれているようですが、一方で「医者の世界は男の世界。女子が増えすぎると男の入る余地がなくなってしまう」という本音もあるようで・・・・・・もやもや

 

この話、東京医科大学に限ったことではなく、他の大学でも絶対あると思います。世の中の男女比が1:1なのに、圧倒的に、医者は男性が多いことに、以前から違和感を感じていました。

一次試験で一律減点という露骨なマネはしないとしても、二次試験の小論文や面接の得点なんて、ある意味「気分次第」でどうにでも操作できてしまいますから。

 

でも、こういう話って、大学に限ったことではなくて、一般社会でも当たり前のようにある話なんですよね・・・・

 

 

私は、去年3月まで、某東証1部上場企業で働いていたのですが、入社試験にかかわる役員は、

ニコ女子学生のほうが成績がいいし、やる気もあるんだよね~

と話していました。

 

それでも、女性は一般職で女性を多く採用するので、大卒者の総合職の男女比は約3:1でしたキョロキョロ

 

役員の話が事実とすれば、半分以上は女性になるはずです。

なのに、結果は、3:1で、明らかに女性の採用数が少ないニヤニヤ

 

悲しいけど、東京医大に限らず、うちの会社に限らず、こういうことって、日本中で、公然と行われているんですよね・・・・・もやもや

 

男性でも退職する人は数人いましたが、やっぱり、女性は結婚・出産を機に退職する人がほとんどです。

だから、採用のときの男女比は会社を回していくためにも、やむを得ないよなあ、という気もしていたんです。

(※20年前くらいは、女性は結婚したら退職を促すのが支店長の仕事と言われたほど古い体質の会社です。)

 

だけど、こういう思いを女性の私がもっていること自体、この世の中の流れを容認している、受け入れてしまっているんですよね・・・・・

 

 

私たちの世代は、ずっと男女平等で学校教育を受けてきて、同じように勉強もがんばって、せめて、大学入試くらいは平等に評価されていると思っていたのに・・・・

大学入試が平等になったところで、会社に入るところでも、男性には当たり前のように下駄が履かされている現実・・・・

 

 

学校でも、会社でも、国でも、「女性が活躍できる社会」を掲げて、いろいろ変えようとしてみても、結局、決定権のある人(学校の理事長・企業の役員・国の大臣クラス)が男性である限り、男性の「既得権益を守る」意識が働いて、根本的な解決にはなっていないんです。小手先の改善策でお茶を濁して終わりになるのが目にみえています。

 

セクハラ撲滅!って言ったって、麻生大臣のセクハラを容認する発言を見る限り、残念ながら、まったく本質を理解されていないようでした。

 

うちの会社も、偉い人はみんな男性。

だから、若い女性が退職したときにもらう退職金は、より安く改定され、男性が定年になったあとに嘱託で働いた場合の給料は、より高く改定されたりします。

きっと、嘱託になった、もともと高い給料をもらっていた発言力のある元偉かったおじさんが、後輩にあたる、現在の人事の決定権者に

グラサン「給料が安すぎる!!もっと高くしろ!!」

なんて言ったんじゃないかとおもいます。

 

嘱託のおじさんのぼやきは、飲み会の席などでよく聞いていました。

でも、安いという嘱託のおじさんの給料は、当時の私の給料よりも高かったですよ(定年前にどれだけもらってたんだ・・・チュー

 

下っ端の声なんてとどきません。

下っ端は決定事項に従うしかないんです・・・・・

 

 

この構図を正しくするにはどうすればいいのか・・・・

 

やっぱり、女性が決定権のある地位について、ゆがんだ構造をひとつひとつ立て直すしかないんだとおもいます。

だけど、結婚・出産でリタイアする人が多い中、そこまでの発言力を持てる人がいないのが現状。

 

私も、就職したてのころは、結婚・出産で会社を辞めるつもりはなかったんですけど、やっぱり、アラフォーになり、生殖年齢の限界を感じて、不妊治療に専念したい思いもあってリタイアしちゃいました。

 

年齢を経るにつれて、「大切にしたいもの」って変わるんですよね。

「働きつづけること」よりも、「自分の子供が欲しい」っていう思いが勝ったんです。

本当は、働き続けながら、自分の子供を持ちたかった。。。

 

医学入学を目指す女性学生だって、医者になりたいおねがいという純粋な思いで受けるのだとおもいます。

だけど、働く中で、「大切ににしたいもの」が変わって、結婚・出産と両立ができずに、退職を余儀なくされている。退職しなくても、続けられる環境を整えることこそ、本当に考えるべきこと。

小手先の改善策が、女子受験者の点数を一律減点して、将来の女性医師の数を減らすということだったのでしょう。

 

高齢で出産・子育てされながらも、男社会の政治の世界で生き抜いていらっしゃる女性活躍担当大臣の野田聖子さんのさらなるご活躍を期待しています。

 

女性だからと言って、結婚や妊活、出産を機に、退職しなくても、続けられる社会になることを願ってやみません。