7月の半ばにある一件の保護猫の問い合わせが入りました。

道端で衰弱した猫を保護して病院に連れて行ってくださった方からのメールでした。

若いご夫妻でありましたが、猫の飼育経験がないために、衰弱しきった子猫を助けられるのか、不安に思ってのお問い合わせでした。

 

会では、できる限りの助言をいたしましたが、その夜のうちに、その子猫は息を引き取ってしまったのです。

 

ご夫妻は、その子をとら君と名づけて、翌日に火葬をしてくださいました。

とら君の保護場所にまだきょうだい猫がいるのではと、会員の1人がとら君の保護場所を確認に行きました。

 

すると、とら君のきょうだい猫が2匹が見つかり、きょうだい猫の状態も良くなかったために急遽保護となりました。

 

 

 

 

亡くなったとら君を見つけてくださったご夫妻は、このきょうだい猫が見つかったことを喜び、とら君が、きょうだい猫を助けるために目の前に現れたように感じられ、このきょうだい猫を心に留めてくださいました。

 

そして、きょうだい猫をとら君の忘れ形見のように思われ、このきょうだいが無事に譲渡できるまでに回復した暁には、里親に名乗り出たい、とおっしゃってくださったのです泣くうさぎ飛び出すハート

 

猫の飼育経験のない中でも、ベテランの預かりさんからの助言を学び、きょうだい猫の里親さんとなるための準備を懸命にしてくださいました。

 

きょうだい猫は順調に回復して、痩せていた身体の体重もぐんぐん増えましたお願いハートのバルーン

 

 

そして、無事に譲渡が叶いました。

晴れて里親様ご夫妻の家族になったのですガーベライエローハーツイエローハーツ

 

 

 

 

衰弱したとら君を拾い、病院に連れてゆき、最後の最後まで砂糖水を与えながら看取られ、そしてきょうだい猫を迎えられたご夫妻の姿は、心を揺さぶられるものでした泣くうさぎ

 

きょうだい猫は、ルナとソルと名付けられ、とら君と共にご夫妻の家族となりましたスター乙女のトキメキ

奥様はとら君を覚えて、このような絵を描いてくださいました。

 

 

ルナとソルが、虹の橋を渡ったとら君と一緒にいる絵です。天使の羽を持つ子猫がとら君ですね。

 

いつまでもご夫妻の元で、3匹一緒。

あたたかな物語のような譲渡でしたハートのバルーンハートのバルーンハートのバルーン