僕は、とあるオスの黒猫
推定5歳か6歳か・・・
クロだからロクという名前をもらいました。
神様からもらった物もありました。
人懐っこい性格、綺麗な黒の毛並み、お外で生きる強さ、・・・そしてFIV猫エイズ。(発症はしていません。)
エイズと聞くと物々しく、触れてはいけないワードのような気がしてしまいます。
でもロクは「エイズ」なんて人間の言葉は知らないし、そういう病気を持っているという事も知らないでしょう。
エイズだからと気にやむ事もなく、何かを諦める事もなく最期の一息まで生きる。
それを普通のこととして毎日を過ごしているのではないか。
ロクを見ていてそう思いました。
可哀想だと思ってしまうのは人間だから
ロクは猫。ただシンプルにその日1日を思う通りに過ごすのが良し
神様からもらった良い事・悪い事、どちらも持って普通に過ごす。
ただ、お外で暮らすにはその「普通」が難しく、人の手助けがないとロクの猫生が短くなってしまうかもしれない。
そこでロクが自分で招いた物
持ち前の愛嬌で人からの愛情を招き、保護され、家族になってくれる里親さんを招きました
ロクを迎えてくれた里親さんは病気の事はもちろん、将来の事も含めて理解し受け入れてくれました
病気になった時に看病しきれるか、医療費がどれだけかかるか、悲しい最期のお別れはしたくない、病気についての知識がない・・・などなど
考えるとエイズキャリアという現実は高くて分厚い壁のよう
けれども預かりの家でのロクは、誰かが座れば必ず膝に乗り、誰かが帰ると出迎え、いつも人の側にいて癒しや笑いを招いてくれました
エイズという事実は忘れてどこかにいってしまうほど。
そして、里親さんの元でも自由奔放に暮らしている様子がうかがえます
オヤツをもらってご満悦のロクくん
お気に入りのオモチャを物色するロクくん
ちなみにコロコロが好き
やっぱり膝乗りが好きなロクくん
今回、エイズキャリア猫について取り上げるにあたりロクくん里親さんにインタビューをしてみました
Q1.エイズキャリアと聞いて最初の感想は?
A.存在は知っていたが、実際にいるのを目の当たりにして少し身構えた。
Q2.普段気をつけている事はありますか?
A.少しの体調の変化も見落とさないように気を配っている。
Q3.猫を迎えてから動物病院へは何回ほど行きましたか?
A.4,5回
Q4.エイズキャリアという事で心配な点は何ですか?
A.体調不良になった時、その原因がエイズかそうじゃないか直ぐにはわからないこと。
Q5.その他エイズキャリア猫についての意見がありましたらお願いいたします。
A.飼うかどうかはともかく、そういう猫もいるということをきちんと理解できる人が増える事を願っています。
この様なご回答を頂きました
里親さんの元で暮らし始めて約1年半。
病院に行く事はあっても、エイズは発症せず元気に暮らしています
普段から体調の変化を良くみて下さっているおかげです
エイズキャリアの猫と暮らし、心配な事はあってもロクの猫生を最大限活かしている。
そして家族として一緒の時間を積み重ねている事がとても尊いと感じました
ロクくん里親さんのおっしゃる通り、エイズを持っている猫もいます。
猫エイズは人間には移りません。
生涯エイズを発症する事なく、猫生を全う出来た猫さんもいます。
その事を理解しつつ、必要以上に怖がることなく猫生を共にする選択を考えてくれる方が増えてくれることを願います
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