■□□アービンジャー「箱」NEWS【Vol. 481 】 2018/10/5

 

■ 私が意地悪なのはあなたのせい

 

大きな地震から、1ヶ月が経った。

 

本棚の本が飛び出し、CDラックが倒れ、大きな鏡も割れたまま

落ち着いたら片付けようと、開かずの間としていた2階の部屋。

 

衣替えをしなくてはならないし、

次の休みに集中して片付けと衣替えを一気にやってしまおう!と、

 

思っていたその矢先…。

 

ちょうど私が仕事に出かける支度をしているタイミングで、

主人が割れた鏡を片付けはじめた。

 

割れたガラスを梱包しながら、

主「あぁぁぁぁ~!飛び出してきた!わぁぁぁ~」

と、なんともいろんな声が聞こえてくる。

 

身支度の手を止めて、新聞紙を持って、

包むのを手伝おうと思ったら…

 

主「いらない」

と、そっけない言葉。

 

んっ?

せっかく急いでる手を止めて行ったのに?

 

イラッと、怒りがよぎったけれど、

気を落ち着かせて、支度に戻る。

 

それからまた少しして、

 

主「わぁ~~~~!あぁぁ~~~~~」

と、なにやら騒がしい。

 

今度は大物だったので、エアキャップを持って包むのを手伝おうと思ったら、

 

また

主「それは、意味がない!」

と、さらに素っ気ない。

 

ええええええええ( ゚Д゚)

 

しばらく無言で見ていると、ガムテープで割れたガラスを巻いているので、

端を押さえてあげれば良いだけなんじゃないかと気づいた。

 

そうか!さっきも押さえてて欲しかったんだなと。 

気づいたけれど、時すでに遅し…

 

すっかり箱に入っていた私は、

押さえてくれとも手伝ってくれとも言われてないし!と、

心の中で自己正当化を繰り返す。

 

私は本当は、手助けをする優しい人なのに、

あなたが私を意地悪にさせる。

そう!私が意地悪なのはあなたのせいだ!

 

と、一切手伝うことなく家を出た。

 

イライラが収まった頃、

電車の中でふと思う。

 

あぁ…ほんの少し押さえてあげるだけで良かったのに。

箱に入ると、そんな少しのことができなくなるんだなぁ…と。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 編集後記

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

箱に入ると、自分が意地悪になっていく

そんな自分が嫌で、イライラ

嫌ならやめれば良いだけなのに、

そこは、箱の中の考え

 

「あなたが、私をこんなに意地悪にした」

 

と、相手を攻撃する。

 

どこまでいっても、私は正しい

私が握りしめている私の正しさが私を苦しめる。

気づいているのにやめられない。

 

まだまだ修業は続く…。