晴々とした朝。
アルカディア王国の中央地区セントラルは朝から人々の活気で溢れている。
15歳のリーノは2つ上の兄レイと母ユーリの3人ぐらし。
兄弟は日々、アルカディア軍の能力強化プランにて修行に勤しんでいた。
数日前にリーノは国王エルより城へ招待され、今日が城へ行く日である。
リーノ
「火の能力もまあまあコツつかんできたところだが、いきなり国王に呼ばれるとは早速部隊配属か!?」
レイ
「んなわけないだろ!能力部隊配属は18歳からだぞ。あとお前は3年だ。」
リーノ
「なげぇよなあ、これから剣術を身につけていかんとなあ」
リーノは身支度を済ませ、約束の13時に間に合うよう歩を進めた。
城の門が見えていた頃、待っていたかのよう黒いローブの人がすれ違う。
ローブの男
「アーカディアには黒幕がいる。お気をつけを。」
この言葉を残し、振り向くと姿は無かった。
リーノは不思議に思うも城の中へ入る。
城内兵に王室へ案内されると、そこにはアルカディア王エル・ハイランと2人の者がいた。
エルが座る椅子の後ろには金色の翼が生えた剣が物凄い迫力だ。
エル
「これで3人揃ったな。今日は君たちに特別任務を与えるために呼んだ。」
今日この日を待ちわびたかのようエルは3人に話をした。
エル
「この世には"ムゲン"と"ダークムゲン"の二つの能力玉がある。力は当時の半分以下であってもその力は強大だ。大陸の運命を左右するほどな。ダークムゲンはアーカディアにあるという情報がある。仮にあったとしてもムゲンを渡すわけにはいかない。アーカディアに渡る前にこのムゲンを探し出してもらうのが任務だ。」
3人の一人が問う。
リュウ
「何故そのような重要任務を我らに?」
エル
「一つは目的を察知されないため。二つ目は君たち3人にはそれだけ賭ける値に達していると私は見た。長く危険も要する任務だが、君たちは強くなる。どうだ?旅に出てみないか?」
動揺と沈黙の中、雷の能力のコウは乗り気になったようだ。
コウ
「俺は王様を信じるぜ。」
エル
「ムゲンは世界を救う。ダークムゲンは世界を暗闇にする。この任務は世界を救うことになるかもしれん。君たちを信じている。」
この言葉に3人は心に決めたようだ。
エルには危険が迫っていることを察知しているように見えた。
あこがれの任務に付くことができるのであればまあ喜んで遂行しようと思ったリーノであった。
火のリーノ、水のリュウ、雷のコウの3人の旅が始まる。
最初に目指すは、ダークムゲンがあるかもしれないというアーカディアだ。
二章へ続く