【速報】いじめ訴えるノートに教師が“花マル”裁判 初弁論で被告の奈良市が反論 | 教育問題備忘録

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「いじめが認定されたからと言って教員には何ら義務違反はない」 両親は「改めて絶望感を感じた」
6/13(木) 11:14配信
ABCニュース

 奈良市内の小学校で、女子児童がいじめられていることを訴えたノートに教師が花マルをした問題で児童と両親が起こした裁判で、奈良市が「教員には何ら義務違反はない」と反論しました。

 奈良市内の小学校で当時3年だった女子児童が、同級生からいじめられていることや、「わたしはしねばいいのに」などと書いたノートに、当時の担任教師は花マルをつけて「Youcandoit!!」と書いて返しました。

■始まった裁判 いじめ認定も「教員に義務違反ない」

 児童と両親は「学校や教育委員会が被害の申し出を信用しないなど適切な対応をしなかった」などとして、奈良市に250万円あまりの損害賠償を求め訴えを起こしていて、きょう第1回弁論が開かれました。

 奈良市は請求の棄却を求め、「いじめの認定がされたからと言って教員には何ら義務違反はなく、市が損害賠償を負う理由はない」と主張しました。

■両親は「答弁書を見て絶望感を感じた」
 児童の両親は代理人弁護士を通じ、「答弁書を見て改めて不信感や絶望感を感じました。正しく事実が認められ、娘の残り少ない小学校生活が安心したものになることを願いたいです」とコメントしています。