「ネット上で中傷」元生徒側、投稿者割り出し保護者提訴 | 教育問題備忘録

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いじめ110番
人権110番

5/28(火) 23:01配信 朝日新聞デジタル

 埼玉県川口市の中学校でいじめに遭い不登校になった元生徒(16)が、実名をインターネット上の掲示板サイトに書き込まれ中傷されたとして、書き込みをした側2人に対して計160万円の損害賠償を求めてさいたま地裁に提訴した。元生徒側が28日、明らかにした。通信3社への情報開示請求訴訟などを経て投稿者にたどり着き、投稿者を訴える例のない訴訟を起こした。

 提訴は27日付。訴えなどによると、被告の2人は元生徒が通っていた中学の生徒の保護者。実際に書き込んでいたのは、その子どもだったとみられるという。

 元生徒側は、投稿には元生徒の実名だけでなく、中傷や揶揄(やゆ)する内容が含まれていたとして、1人に90万円、もう1人に70万円の支払いを求めた。「原告は未成年でいじめ事件の被害者であり、精神的苦痛は計り知れない」としている。