「ハプスブルクの宝剣ー魂に宿る光」は、藤本ひとみさんの『ハプスブルクの宝剣』が原作です。
物語は、
ユダヤ人の主人公が、迫害と差別の歴史を持つユダヤの未来を切り開こうと行動するのですが、受け入れられず、どこにも居場所を見失ってしまいます。その後、改宗して、友人を頼ってハプスブルク家に仕えるのですが、そこでも、ユダヤ人ということで、友人以外には受け入れてもらえず、それでも、信じてくれる友人のために戦い続けます。
そして、戦いの果てに、絶望の中で、ユダヤの教え
「いかなる苦難に見舞われようとも、希望を失ってはならない」
この言葉に出会います。
また、受け入れてもらえなかったはずのユダヤ社会で、自分の過去の行動が成果を上げていることを知ります。
 もう一度、ユダヤ社会へ、ふるさとへ帰り、やっと自分の居場所をみつけました。

主人公は星組トップの柚希礼音さん 

主人公の恋人とマリア・テレジアの二役を娘役トップの夢咲ねねさんでした。

登場と同時にテーマ曲?を柚希さんが熱唱です。

この時点で、柚希さんの魅力にノックアウトされました。


柚希さんは2時間近い舞台のほとんど出ずっぱりで、
ほとんどソロかデュエットで
ストーリーテラーとしての役割も果たされてました。


宝塚トップスターのトップとしての使命感と

過酷な舞台でも、真摯に向き合って

一生懸命に努力された姿が見受けられて、

いっそう感動でした。


柚希さんの低音と夢咲さんの高音のデュエットがとても素敵でした。

舞台転換も早く、衣装も豪華で素敵です。
キラキラの宝塚ならではの舞台でありながら、
ストーリーがしっかりしていて、
テーマは重く、人について深く掘り下げた重厚な作品を、
感動的に伝えてくれた作品でした。
ぜひ見てほしい作品です。

BOLEROは・・・・。
サブタイトルの通り、ある恋人のすれ違いを描いた作品のようでした。
というのは、強引な場面転換が目立って、なんで?の嵐でした。
ファンタジーなんだから、なんでもありとも思えますが、
強引に、スペインからアフリカになったときには、
ちょっと無理でしょう!と突っ込んでました。

私的には、BOLEROだけに絞ってほしかったなぁ。

ラヴェルのボレロの曲の、群舞だけで、
十分見ごたえのある作品にできると思いました。
ラヴェルのボレロのパートのダンスがすごかったです。
もう、迫力満点です。
男役さんもビスチェを着て、
胸を強調した衣装だったのが不思議でした。
女性だから当たり前なんですが、
男役さんの胸の谷間が見える衣装って違和感。
でも、ダンスがすごかったからいいかなぁ。とも思うし・・・。
とにかく、あのダンスをもっと見たかったです。
他の寸劇はいらないと感じました。

最後のフィナーレはすごかったです。
青い羽根をつけたラインダンス。
星組のみなさん全員羽をつけてのフィナーレは、宝塚ならではですね。
大階段から下りてくる、

男役さん全員、燕尾服でビシッと決めて、男前です。


柚希さんの大きくて豪華な、鳳凰が羽を広げたような形になっていた羽は迫力でした。
大階段から下りてくる姿、一人なのにキラキラ輝いて見えました。

男前オーラ全開です、

かっこよかったです。

歌も素敵で、ダンスもすごい!
星組の舞台は最高でした。
また、チャンスがあったら、見に行きたいと思いました。


ということで、かなり私的な感情が入った感想でした。

帯にロマンティック・タイムズ賞受賞とあったので、
期待はおおきかったです。
 ヒロインのアリュリンとヒーローのドラゴンのドレイクが、
ある事件で出会って、反発しあいながら事件の解決するまで、
個性豊かなキャラが登場して、ドタバタ劇が展開されます。
ロマンス&パラノーマル系の要素をよくばりすぎて、
てんこ盛りで入れたため、どれも消化不良な感じですが、
書き込まれていない分、一気に読めてしまいます。
著者が、パラノーマルの世界設定をもう少し書き込んでくれていれば、
わかりやすかったかな。ちょっと残念。
(あとがきで、訳者による補足があっても、よかったかもしれません)
ガーディアンとか、ドラゴンなどはあまりなじみがないし、
魔王と魔物の関係もはっきりしないし、
魔術師と魔道師の違いもわかりにくい。
ということで、著者の異界の世界観がわからない上に、
ヒロインが、ドタバタコメディー的に動くから、余計に混乱。
 そうです、ヒロインの困惑と混乱はすごくよくわかります。(笑)
何も知らない普通の人間が、
いきなりパラノーマルの世界に捕りこまれたら、
こんな感じで混乱しながら、学んでいくんだろうなぁと
思いました。
 この感覚を体験したいなら、おすすめです。
すべて具体的な世界観は、次の作品に持ち越しですね。