男勝りなまま中学生になったあたしは相変わらず友達を作るのが下手だった。
同じ小学校出身の人は少なく、休み時間も本を読むことが多かった。
それを勘違いした誰かに学級委員に任命された。
その事を小学校の友達に話したら笑われるくらい、あたしには合わない事だった。

当時、先輩から呼び出されることがとても多かった。
イジメ再来か?と思いきや、2つ上の兄のファンだった。
兄目当ての先輩からちやほやされることが多くなった。
幸い、ある程度勉強やスポーツができていたので、クラスでも部活でも苛められることはなかった。
男子とは相変わらず男友達のようなものだったが、ある時、彼氏ができた。
好きだった人に告白され、毎日手紙交換をしていたある日、いきなりフラれた。理由を聞いたら友達としか思えない、と言われ、諦めた。その2週間後に再度告白をされたが、信じられず、5ヶ月の付き合いにピリオドが打たれた。
取り持ってくれた友達に申し訳ないなと思いつつも声をかけると、シカトされた。
理由がわからず悩んでいると他の友達から、「別れた理由が今人気のゲームを買ってきてくれなかったから、流れている」と、あたしが振ったことになっていた。
あわてて否定するが取り持ってくれた子には信じてもらえず、その一派からシカトされるようになった。
3年生になると、「私達は何処に行くにも一緒!親友だよね!」と言ってくる友達ができた。そうなのか、と信じてみると、結局その友達も、「他の子と親友になったんだ!」と離れていった。
ちょうどその頃、新しく彼氏ができた。
しかしその彼も5ヶ月ほどで離れていった。
小学生の頃から目指している高校に合格するため、デートもできなかったあたしと付き合ってる理由がわからない、と友達に言われたそうだ。

この頃から、人なんて、簡単に離れていくものだ、と、思うようになった。
どこかで見たなぁ、この景色…
3年前?12年前?15年前?20年前?25年前?

自分は存在しているのに、存在してはいけない…そんな雰囲気。


親の都合で引っ越してばかりいたあたしは小さい頃から、友達を作るのがとても下手だった。
小学生低学年の頃、まだおとなしかったあたしはよく攻撃を受けていた。
白いワンピースに後ろから蹴りを受けて汚され、泣いて帰ったり、隣の席の女の子から嫌みを言われたり…祖父が強い人だったので、親子共々呼び出し、謝らせてる姿を見て、自分も強くならなきゃと思った。
高学年になったあたしは身長も伸び、男勝りで、女子を苛める男子が許せなくて、しょっちゅう闘っていた。代わりに男子とは腹を割って話せていた。高学年になり、1つ上の幼なじみのクラスの全員から苛められるようになった。
下駄箱が水浸し、靴がない、暴言を浴びせられる…幼なじみと話せないことなんてよくあることだった。
当時のあたしは強く、感性も鈍かったのだろう。
今のイジメに比べたらだいぶ軽いし、自分自身も「こいつら馬鹿だな」くらいにしか思っていなかった。4ヶ月ほど続いたある日、ひょんなことからクラスメイトにその事がバレ、教師に伝わり、親に伝わった。
自分では対して気にしておらず、親に泣かれたことから、隠していたことが悪いことをしてしまったかのような気持ちになり、先生を恨んだ記憶がある。今考えればなんと素晴らしい先生だったのだと、あの頃の自分に教えてあげたい。

まぁ、そんなことがあってから、イジメがなくなった。