[SFCスピリッツの創造で心揺さぶられる公演を
して下さった十一名の講師を紹介します!]
今井久美さん NPO法人カタリバ
「SFCにいたときに、恵まれない地元の学習環境とのギャップを感じた。」
今井久美さんは慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に入学したとき、地元の友人とSFC生との自分
の人生への意欲の違いに衝撃を受け、どんな環境に生まれても未来を作り出せるとみんなが思える社会を
作ることを目指して、NPO法人カタリバを立ち上げました。今井さんは、自分が受けてきた教育のレベル
を自覚しつつ、他の教育のレベルで受けている人々の現状を知り、その上で自分の力を存分に発揮してい
くことが大切だと述べています。
渡辺康太郎さん Takramu コンテクストデザイナー
「一人一人からそれぞれの物語が生まれるようなものづくりの取り組み」
渡辺康太郎さんは、ロゴのリデザインやビッグデータの可視化、トヨタと共同でのモビリティプラットフ
ォームの研究など幅広く活動する、日本拠点のデザインの会社を立ち上げました。渡辺さんは自ら'コンテ
クストデザイナー'を名乗っていて、作り手の意図である強い文脈と、使い手の解釈である弱い文脈(この
二つを合わせたものがコンテクスト)を両立したものをデザインしています。渡辺さんは私たちに、強い意
志×必然ではなく、はっきりせずとも、何となく考え続ける「弱い意志」と自分の意思と行動の外からや
ってくるものである「偶然」の組み合わせが未来を呼び寄せる、と強く伝えました。
閑歳貴子さん 株式会社Zaim
「お金の使い方によって、人生の選択肢は大きく変わる」
「Zaim」とは、閑歳さんが2011年にサービスを開始した家計簿アプリケーションです。閑歳さんは、お金とは何かについて話しており、私たちにお金とは物々交換の代替ではなく、他者を信用するための客観的な尺度であったり国家や経済体制と密接に連携しているものであると説明しました。また、閑歳さんはお金を稼ぐ方法について、自身が夢中になれ、お金になるテーマもしくは、継続してもストレスにならない、人よりも難なくできる、とにかく軸となるものを据えることが大切であると私たちに言いました。加えて自身とは異なる環境・価値観への理解、つまり他者理解が、特に一般コンシューマ向けに物づくりをするなら特に重要であると述べていました。
千葉功太郎さん エンジェル投資家/DRONE DUND
「何年後にこうなっていたい、という明確な目標設定が大事!」
「未来が経てば現在になる。現在になってしまえばそれは当たり前になる。だがそれが
わからない時は非常識になる」
江渡浩一郎さんは、メディアアーティストとして様々な作品を残しつつ、インターネット上の情報共有 特にウィキペディアに代表される共創プラットフォームの研究に従事しています。江渡さんはウィキペディアの成功の理由が、提供者ではなく利用者がプログラムの設計に携わっていたことによると考え、それを生かしてニコニコ学会βを考えました。私たちに特に訴えたのは、未来では当たり前になっている でも今は誰も信じない重要な真実を見つけ出すこと、つまり常識を疑うことです。自分なりのテーマを見つけ、仲間を見つけ、社会に積極的に出ていくことが大切であると言います。
平尾丈さん 株式会社じげん
「社会に対する圧倒的な当事者意識を持った行動者=事業家」
平尾丈さんは学生時代から起業し、生活機会(よりよく生きるための選択肢)最大化をモットーに社会の問題を事業で解決する事業化集団として社会に貢献してきました。平尾さんは特に私たちに起業家としての生き方・考え方を熱く語ってくれました。その中でも今の若い私たちに必要なことは、Will(ライフビジョンを描く)、Skill(ポータブルスキル習得 自身に足りない、実戦能力と総合力を磨く)、Action(圧倒的な品質転換)
だそうです。とにかく一歩を踏み出し、なりたい人を探して計画を立てることが大切だと私たちに訴えました。
小林正忠さん 楽天株式会社
「二兎を追う者の前には、三兎目四兎目が現れる!」
小林正忠さんは楽天の創業メンバーであり、現チーフピープルオフィサーを務めています。楽天を創業したときはインターネットがまだ一般的ではなかった時代なのにもかかわらず、何年後かに訪れる未来を信じて突き進んだ結果、楽天は世界にも名の知れた大企業に成長しました。この挑戦者である正忠さんからの私たちへのメッセージは、不可能はない、と言うことでした。つまりできるかできないかではなくやるかやらないか、挑戦しなければ何も始まらない、二兎を負わないものは二兎は得られないと力強く私たちに伝えてくれました。また批判の大半は挑戦していない人の声なので、自分の信じるwellへ全力投球することが大切だと訴えました。
駒崎弘樹 認定NPO法人フローレンス
「事業で社会問題を解決する」
駒崎弘樹さんは、認定NPO法人フローレンスの代表理事を務める、「世界を変える社会起業家100人」に選ばれたことのある社会起業家です。駒崎さんは特にテクノロジーによって救われたが何らかの障害が残ってしまった、たんの吸引が必要であるなどの医療的ケア児の保育をできるようにするなど、様々な方法で子供たちの手助けをすることで社会に貢献しています。私たちに強く伝えたのは、はじめてのことに怯んではいけないということ。自分でも社会を変えられるんだと言う気持ちで、少しでもマシな世の中にするためにどんどん社会をアップデートしていこう、私たちに訴えかけた。