米国務省は25日、係争地ナゴルノ・カラバフ地域をめぐり戦闘中のアルメニアとアゼルバイジャンが26日からの停戦で合意したと発表した。両国の停戦合意は今月これで3度目。
アメリカはこの日、3カ国による共同声明を発表。アルメニアとアゼルバイジャンの「人道的停戦」を26日午前8時から開始するとした。
今回の停戦は、アメリカのスティーブン・ビーガン国務副長官、アルメニアのゾフラプ・ムナツァカニャン外相、アゼルバイジャンのジェイフン・バイラモフ外相が24日に会談し、合意したもの。
前日23日には、ナツァカニャン氏とバイラモフ氏は米ワシントンでマイク・ポンペオ国務長官と会談した。
ドナルド・トランプ米大統領は25日、「有効な停戦を順守することで合意したアルメニアのニコル・パシニャン首相とアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領、おめでとうございます。これで多くの命が救われるだろう。合意を成立させてくれた私のチーム、ポンペオ国務長官、ビーガン国務副長官、国家安全保障会議を誇りに思う」とツイートした。
欧州安全保障協力機構(OSCE)の仲介役も29日、両国の戦闘について再び協議する予定。
アルメニアとアゼルバイジャンは9月27日、係争地ナゴルノ・カラバフ地域をめぐり、近年で最大規模の武力衝突を起こした。ここ数日で状況は再び激化している。
両国は今月すでに2度、ロシアの仲介で停戦に合意したものの、いずれも直後に破棄された。アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、ロシアに軍事的に関与しないよう警告している。
両国が領有権を主張するナゴルノ・カラバフ地域は、国際的にはアゼルバイジャンの一部と認められているが、アルメニア系住民が実効支配している。
9月に始まった両国の衝突は大規模な紛争へとエスカレートし、複数の町などへの砲撃が発生。禁止されているクラスター弾の使用が疑われている。
これまでに、両国の民間人など数千人が死亡し、数万人が家を追われた。
かつてはソ連が両国の「親玉」でした。
キリスト教のアルメニア、イスラム教のアゼルバイジャンと、宗教は違えどソ連の元に結集していました。
しかし、ソ連が崩壊してからは、宗教的対立が続いています。
最大の原因は、アゼルバイジャンの中に、アルメニアの飛び地があることです。
これがナゴルノ・カラバフ自治州です。
ここは両国民が入り混じっているので、大規模な衝突に発展しています。
停戦が失敗したロシアとしては、面白くない話ですね。
もしアメリカの仲介で停戦が成功すれば、メンツが潰れます。
トランプとしては、手柄にしたい思いもあるのでしょうか。
散々宗教対立をしてきたイスラエルが、国益重視でUAEやバーレーン、スーダンと国交樹立をした一方で、
国益重視で合致していた国が、再び宗教対立を起こす…中東はよくわからん地域です。
報道機関もなかなか入れないようで、ここの情報は貴重ですね。