昨日の日曜日、大雄山最乗寺に行ってきた。
東京から東海道線で小田原まで行き、
伊豆箱根鉄道大雄山線に乗り換え、
終点の大雄山からはバスで約10分の行程。
最乗寺は曹洞宗のお寺で、福井の永平寺、
鶴見の総持寺に次ぐ格式のあるお寺だそう。
創建に貢献した道了という僧侶が、
天狗になって山中に身を隠したと伝えられていることから
別名を道了尊とも呼ばれている。
終点の道了尊でバスを降りたところの茶屋でまず腹ごしらえ。
昨日はかなり気温が低く、冷え切った身体に「天狗そば」の
熱いつゆが浸みわたり、おいしかった。
瑠璃門をくぐり、書院、本堂、開山堂、御真殿を見学。
真殿の脇には高下駄がたくさん奉納されていた。
高さが2mくらいもありそうな大きなものから、小さなものまで・・・。
天狗の履き物は高下駄、下駄は左右一対そろって役割をなすところから、
夫婦和合の信仰がうまれ、奉納者が後を絶たないのだという。
さらに境内を進むと、奥の院へと続く長い長い石段・・。
約350段もあるんだって。
休み休みやっとの思いで登り切り、奥の院「慈雲閣」に到着。
ここが大雄山最乗寺の最も高いところに位置するのだそうだ。
お参りを済ませ、今度は石段とは反対側の山道を下った。
山門まで戻り、帰りはバスを使わずに「天狗の小道」という
遊歩道を歩いて仁王門を経て大雄山の駅までおよそ3kmの道のりだった。
しっかりと整備された遊歩道はとても歩きやすく杉木立の中を
本当に気持ち良く歩くことができた。
大雄山駅から小田原まで戻り、小田原城に行ってみた。
現在の天守閣は1960年に再建されたもので、内部は
古文書や、刀剣、武具など歴史資料の展示室となっていた。
最上階の展望室からは小田原市街、相模湾、大島などが展望できた。
せっかく小田原まで来たのだからと、駅前で干物でも買って帰ろうと
うろうろし、「⚫️安」という干物店でちょっとだけ買い物した。
だけどこういったお店の干物、よく見ると地物の魚を使っているのは
ほんの少しで、ほとんどが外国や国産でも北海道とか、
東北、九州だったりしてた。はっきり言って、
東京のスーパーで買うのとほとんど差がないって感じだった。
踊り子で東京駅まで帰ってきて、本日の締めは
東京駅黒塀横丁の「⚫️舟」で能登のおさかなで日本酒を一杯!
そんなこんなで年の暮れの一日、あわただしい日常とは
ちょっと違う時間の過ごし方ができた。
いろいろあった2013年、あっという間に過ぎてしまった。
あまりいい年ではなかったような気がするなぁ。
来年は、いい年になりますように。