
この後20年ぐらい経って団塊の世代がいなくなると、この数値はまた違ってくるのでしょうが。
先日本屋で見かけて買った本が佐藤愛子の「九十歳。何がめでたい」でした。ほとんど1日で読んでしまいました。まず「こみ上げる憤怒の孤独」なんていう文章から始まります。この作家の文は何かに憤慨している文章が多い、また辛辣な批判が述べられて、読んでいて胸のつかえが下りる感じがする時が多いです。
佐藤愛子の小説で最初に読んだのは雑誌「文学界」に掲載された「ソクラテスの妻」、酒好きの夫の所に集まる酔客の接待をする妻が主人公の小説、はっきり覚えていないけれど歯切れのいい悪態が並んでいて、おもしろく読みました。50年ぐらい昔の文章なのに、90歳を過ぎた現在に通じるものがあるように思いました。(「ソクラテスの妻」は芥川賞の候補になりました。)
・・・この本は今評判で本屋で品切れがでているそうです。ブックオフにでも持っていこうかしら。・・・
私は後10年で90歳です。何がめでたい、には少なからず共感を感じます。80を過ぎると二人に一人は呆けるなどという話を聞くと、そこまで生きなくてもいいよと思うし、長生きしすぎて子供に先立たれたという話を聞くと、どうか子供より先に死なせてくださいとねがいます。