
「ビフォア・サンライズ」はヨーロッパの長距離列車の中で出会ったアメリカの学生ジェシーとフランスの女子学生セリーヌがウィーンで列車を降り、一夜ウィーンの街を歩きながら話をする映画、とにかく二人は喋り通しに喋り、半年後に会おうと約束するところで映画は終わるのでした。
次の「ビフォア・サンセット」を見ると、半年後の再会はなかったことがわかります。9年後ジェシーはウィーンでの出会いを小説に書き、作家になっています。ジェシーはその本のプロモーションでパリを訪れセリーヌに再会、飛行機が出発するまでの時間をセリーヌと過ごします。
ジェシーは飛行機に間に合って帰国したのかどうかわからないまま「ビフォア・サンセット」は終わる。そして次がこの「ビフォア・ミッドナイト」でした。
結局ジェシーは飛行機に乗らなくて、セリーヌとパリで暮らしだしたことがわかります。二人の間には双子の子供がいて、ジェシーは最初の妻と離婚、前妻との間に男の子がいるのです。
二人はギリシャの友人に招かれひと夏をそこで過ごし、前妻との子供もそれに加わり、映画の最初はジェシーがアメリカに帰る男の子を空港に送るところから始まります。
前二作では初めから終わりまで喋り通しだったジェシーとセリーヌ、夫婦になってもよく喋る、男女は夫婦になってもあんなに喋るものだろうか? 私の周囲の夫婦たちは恋人時代より寡黙になるように思うのですが。
そしてこの二人なかなか意見が合いません。何かというと対立する、こんなに対立してばかりいたらさぞ疲れるだろうと私は思うのですが。
二人は一夜子供を預かってもらって二人だけで過ごすのですが、ここでも意見は合わず衝突、セリーヌはもうあなたを愛していないと部屋を出てしまう。
この時の女の側の言い分、「あなたは育児やその他の家事に非協力的だった」と文句を並べたてるのですが、この言い分に共感するところは多く、フランスでも男は家事に非協力的なのかと意外でした。
この所は私や私の周囲の夫婦たちに似ている所が多いなと思いながら見ました。ここで私の周囲の夫婦たちについて少し触れますと、私と夫は死別ですが、周囲には離婚した人が何人かいます、離婚はしないがそれを望む人も結構います。どうも仲のいい夫婦は少ない。
私はどうも結婚がいまいちわかりません、母子家庭で育って結婚生活も短かったせいか、いったい世の中にうまくいっている夫婦なんているのかしらなどと思ってしまいます。
映画を見終わって思ったこと、「この夫婦のさらに何年後かを見たい、彼らは別れているだろうか、それとも住み心地のいい調和状態を見つけ出せるのだろうか。]
映画の中ではとりあえず二人は和解するのですが。
下記は8年前に書いた「ビフォア・サンライズ」についてのURLです。
http://blogs.yahoo.co.jp/mimi19361936/23955644.html