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mimiの独り言

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この映画が日本に公開された頃、私はまだヌーヴェル・ヴァーグを知らなかったような気がします。その頃は多分「アラビアのロレンス」や「ウエストサイド」を見ていたと思います。ビデオが普及し、一人になって映画関係の雑誌や本を読むようになって改めてこの映画に関心を持ちました。

それでジャンヌ・モローの映画をいくつか見ましたが、犯罪映画はあまり見ようとしなかったためか、結局今になってやっと見たというわけです。

邪魔者である恋人の夫を自殺に見せかけて殺したが、エレベーターに閉じ込められて・・・というストーリーとマイルス・デイビスの音楽については、これまで何度も読んだり聞いたりしていたのですが、実際に映画を見て、こんなに他の登場人物がいて、いろいろな事件が絡み合う映画だったのかと意外に思いました。

さて、映画を見て思ったのですが、登場人物のしていることがドジというか間抜けに思えてしまい、ちょっと気抜けしました。

最初に殺人を犯すため人通りの多そうな通りに面したビこの窓にロープを使って入り込む、それにもちょっと驚き、ことが済んだあと、ロープを置き忘れる、人を殺したら平常心でいられなくなるのは当然としても、計画殺人なのにずいぶん間抜けなミス、気が付いて取りに戻る時も、慌てて車のキーはそのまま。

恋人が来ないので探し回る女の方も、不倫相手の名前を言って「来なかったか」と尋ね回る、それにもちょっと驚きました。車を盗んだ挙句人を殺してしまった若い二人も、あっさり死のうと言って適当に睡眠薬を飲む・・・ずさんな話だなあと思いました。推理小説をあまり読まないのですが普通こういう作品はもっと緻密な計画が書き込まれるのではないでしょうか。

この映画で話題になるフロランスが恋人を探して夜の街を歩く時のマイルス・デイビスの音楽、これは確かに情景にぴったりでいいなと思いました。ここはやはりモノクロでなくては駄目ねと思って見ました。

映画の最後にフロランスが恋人と一緒に幸せそうに笑っている写真が出ますが、それまでの不安やら焦燥いっぱいの顔との対比が何とも皮肉。大体ジャンヌモローが映画の中で明るく笑っている場面をあまり見ないように思ったので、とても印象的でした。

後でWikiを見て知ったのですが車を盗む若い男は「禁じられた遊び」のミシェル役の俳優とのこと、思いがけない再会(?)でした。