

Wikiの解説によれば、さまざまな人物が一つの舞台に集いあい、それぞれの人生模様が同時進行で繰り広げられる、当時とすれば珍しいストーリー展開であったとのことです。
MGMのオールスターキャストで作られたということで、出演していたのは皆当時の有名な俳優なのでしょうが、男優は知らない人ばかり、女優はグレタ・ガルボとジョーン・クロフォードでこちらは知っていました。(男優の方が短命ということ?)
映画を見て時代を感じたのは劇中で殺人事件が起きるのですが、画面に出てきたのは加害者の動きだけ、殺される方は全く画面に出ません、死体も血も声も出ない、○○が殺されたという言葉だけ、今の映画なら無残な傷や血がどぎつく出るところですが、それらは見る人の想像に任されていました。
そういうのもいいなあと私は思ったのですが。
映画の中で、落ち目のバレリーナ役のグレタ・ガルボ、この人は戦前マレーネ・ディートリッヒとともに当時の男たちの人気を二分した女優、でもこの人の映画を私は「グランドホテル」の他かは「アンナ・カレニナ」しか見ていません。
グレタ・ガルボはスェーデン人、マレーネ・ディートリッヒはドイツ人で、ともにアメリカ人でない人が人気があったのはなぜだろうと思います。ガルボは人気絶頂の30代半ば「一人でいたい」とか言ってさっさと引退しそれっきり映画には出ていません。
そんなところに興味があり、顔の雰囲気も神秘的で、私はグレタ・ガルボの方が好きなのですが、引退が早いので出演映画が少なく残念です。
この映画に出ているもう一人の女優がジョーン・クロフォード、こちらは生粋のハリウッド女優という雰囲気、そんな二人が共演しているところもこの映画の面白さ、でもガルボとジョーンクロフォードは大変仲が悪かった、だから映画の中でこの二人は一度も同じ場面に出ていない、というようなことを淀川さんが何かに書いていました。