譜面を読める人はいいなとおもう。


聴いたことのない音を想像できるのだから。



譜面の読めない僕はというと。


ジャケットやタイトルなんかで想像するくらいだ。



誰かが決めて


誰かが作ったイメージを拝借して。



自分の物だと嘯き

虚無をどこぞに置き去りにする。


言葉を持たない虚無はいう。



およそ聞き取れないほど微かな声で。


 何ども何ども


ただそれは意味だけ鮮明な


言葉や文字になどならない音の塊


とてもうるさい小さな音が求めるものなど、誰しもわかりきっているのだから始末に終えないというのに。


どうということはない。


どうにもならないというだけなのだ。
なんとかノルマ的なものはこなした。

いっぱい覚えた。


なにも思い出せないかもしれないという不安が、私をちくちくいたぶるようだ。



ひたすら作った音の壁がぶち壊れませんようにと



女子高生の背中に向かって願をかけた。