昨日は教育民生常任委員会の2日目。
教育委員会へ令和四年度の決算に関する質疑と陳情審査が4件ありました。
今回の決算質疑に関してですが、どうも納得がいかないことがあります。それは「事業の内容について」とか「事業の詳細について」という質疑があったからです。
どうでしょうか?
不思議に思いませんか?
既に令和4年3月の予算審査で可決してる各種事業に対して「事業の詳細」を今更聞くというのはどういう意味なのかが不思議なのです。
では予算の時、なぜ聞かなかったのか?
時間が足りなかったのなら、決算までに各担当課へ聞きにいかなかったのか?
私は、決算の質疑に関しては「お金」を中心とし、また我々が事業評価をするにあたって必要な情報を聞くということが目的のはずなのです。
ご興味のある方は、是非、会議録を見て頂ければと思います。(なお、公表されるまで3ヶ月程度かかります)
次に陳情審査4件です。
特に今回の中心は「紙の保険証を存続せよ」という意見書を国に提出するように、という陳情です。
結論から言いますと、私は反対です。
但し、私は委員長ですので表決には加われないのです。
結論は「委員会としては」採択となり、意見書を国に提出せよということになりました。
住民票や印鑑証明の写しをコンビニで取れるというのは大変便利で、デジタル技術があればこそなのに、頭から完璧なシステムを求めている方が多いことがよく分かりました。
ガラケーとスマホ。どたらが便利なのかは、多分、子供から高齢者まで分かることと思います。
ガラケーからスマホに移行する時も、様々なご苦労をされた方も少なくないはずです。しかし、一旦スマホに慣れてしまえば、もうガラケーには戻れません。
今回のことは「処理水放出」に、ある種似ている部分があるなと感じます。つまり理解出来ない、また何となく目の前にある不安に対しての拒否反応に似ている気もします。
民間で例えば、某銀行がしょっちゅうシステムの問題があってATMが使えなくなったり、一部のキャリアの携帯電話が使えなくなったりしていました。
これはシステム移行時には必ず起こる問題です。また期日についても良く問題視されますが、期日があるから、それまでにどうすれば良いのかという考えになるのです。
夏休みの宿題だって、提出日があるから急いでやるわけで、提出したってしなくたって、また今年中に摘出すれば良いということだったら、殆ど提出されないことでしょう。
並行してやれば良いじゃないかという意見もあります。はい、今がその時期なんです。
移行期間なんです。
勿論、システム構築側の問題が大きいことは間違いないのですが、デジタル化を拒んだり、アナログとの併用をするのなら、いつまで経っても業務の効率化は不可能でしょう。
また経費も倍かかるということです。