次世代記録メディア XQDカードがやってきた!
はい。阿部秀之です!
たまには機材の話。
といってもカメラやレンズではなく、記録メディア、メモリーカードの話ね。
ニコンD4が発売され、ソニー製のXQDカーカードを同時購入した人も多いだろう。D4の大きな魅力となっているJPGで200コマ、RAWで100コマの連続撮影を可能にしているのは、このXQDカードとの組み合わせだからね。
僕のところにも32GBのカードとカードリーダーがやってきた。
僕はXQDカードが次世代記録メディアの最有力だと思っている。
すばり言ってしまうけど、CFはもはや化石のような存在だ。
企画を変えて延命措置を続けているけど、僕はもうまったく魅力を感じない。
いつまであの大きさ、あの古くさい構造にこだわることに意味があるのか?
SDはSDHC、SDXCと企画が新たになる一方で、miniSDHC、microSDHCと広がっていき、さまざまなものに使われるようになった。便利であちこちで受け入れられたのだから、それは素晴らしいことだ。
しかし、デジタルカメラで写真を撮ることのみを考えた場合、SDも決して褒められたものではない。
小さいからカメラを小型化するには有効なのだろうが、最大の問題点は不良率の高さだ。
SDを使ってカメラやPCから不良だと表示された経験は誰でもあるだろう。
接点がむき出しのことも含めて、不安定さが問題なのだ。
しかもサードパーティ製だけでなく、名の通ったメーカー製でもけっこうな不良が出ている。
またカメラから取り出すと、小さすぎてなくしてしまうこともよくある。
(左からCF、XQD、SDHC)
CFとSDの中間ぐらいのサイズで、書き込み速度1Gbps(125MB/秒)という速さを実現。なおかつ理論的的には2TBまでカバーできるのがXQDカードだ。
このカードに期待するのは当然だろう。
そして実際にニコンD4で使ったときの速さは、驚きー!!!なのだ。
D800にも採用してあったらもっと速くなってのでは?と思いたくなる。
現在では使えるカメラはニコンD4だけだし、32GBで3万円前後。専用のカードリーダーも手に入れなければならない。だけど、価格はすぐにこなれる。
さて、ソニーとニコンが作ったXQDにキヤノンがどう対応するか、その動向に興味津津だ。
2年後にXQDカードは、どこまで採用されているのだろうか。
写真はカードり-ダーMRW-E80。けっこう大きいんだけど、XQDカード専用でほかのメディアにはまったく対応していない。これってある意味筋が通っているかも(笑)
XQDカードの詳細を知りたい方は、こちら