暴露マンティック -11ページ目

暴露マンティック

あげ〜るよ〜♪

『まろやかムーン』前編から読んでね







これが本当の後編だよ











『まろやかムーン』後編・改







ニコラスはロシア政府の攻撃をかわし、戦い



負傷しながらも



妻とブタを連れてなんとか月へ辿り着いた




しかし





月面上



クレーターの底にて



$暴露マンティック



ニコラスはロシア政府に捕まり




サンドラを人質にとられ




絶体絶命





「サンドラーーーー!!」



「ニコラスーーーー!!」




と叫び合いながらも




「あの世で叫び合ってろバカップル!」




とロシアのボスがニコラスに銃口を向けた





次の瞬間!







ボフッ!






ロシアのボスが一瞬で消滅






ボフッ!ボフッ!ボフッ!






ロシアの連中も次々と消滅






「???」






状況が全く飲み込めないニコラス




あっという間にロシアの連中は全滅した




「仲間か?仲間が来てくれたのか?」




クレーターの上に何百という人影が見えた





いや





人じゃない







顔はブタ





体はエイリアン(映画『エイリアン』のような)の生物達が、見たこともないような銃を持って立っていた





どういうことだ?





その中の1体が話し掛けてきた





「よう!ニコラス!」





なぜオレの名前を?





「は!まっ・・・まさか!君はオレが地球から連れて来たブタか?」





「ふっ・・・連れて来てくれたことには感謝しよう





だから教えてやる





そもそも




地球上には元々『ブタ』なんていう生物は存在しなかったのさ」






ブタ型エイリアンは語り出した・・・









この星



月は



元・我々ブタの星だった



正確に言えば




変幻自在の能力を持つ、我々ブタリアンの星だった





数十万年前




月面に隕石の衝突が激しくなったために




我々ブタリアンは一時地球へ避難することにした



地球に降り立ち地球に適応した姿、その頃地球上で一番進化していた動物にトランスフォーム(変化)しようとした





しかし





地球上では予想以上に月の「まろやか力」が弱かった



「まろやか力」が弱いと変幻自在の能力を充分に発揮することが出来ない




結果




体だけが中途半端に変化し




現在の「ブタ」と呼ばれる姿になってしまった





それだけではない




そこから本来の姿に戻れなくなってしまったのだ




ブタの姿のままでは宇宙船は操縦出来ないし乗り込むことも出来なかった




ちなみに





乗って来た宇宙船は




エジプトと呼ばれる場所に現在も置いてあり



人類が「ピラミッド」と呼んでいるものだ





こうして我々はブタの姿のままで帰れなくなってしまった




我々は帰りたかった





故郷である月へ





我々は考えた




どうしたら帰れるのか?




こんな姿になってしまった自分達だけではもうどうすることも出来ない




地球上の生物に頼るしかない




しかしその頃の地球は




文明の発達など皆無な星




一体どの生物に頼れば良いのか?





我々は待つことにした





生物の進化を・・・





子孫を残し




命を繋げながら待った




途方もない年月が流れた・・・




そしてついに




我々はある生物に目を付けた




その生物たちが道具を使い始めたからだ





オマエ等人類の祖先だ





その後





予想通り人類は文明を持ち、発展させていった




我々は動き出した





どうしたら人類を利用出来るのか?



とにかくまずは人類と仲良くなる必要がある



興味を持ってもらう必要があるだろう





「ブーブー!ブーブー!」





我々は必死で鳴いた



人類が喜んでくれそうな鳴き声で鳴いた



屈辱ではあったが、背に腹は代えられない





結果




喜んでくれた




笑ってくれた




しかし




それは一部の人類




赤ん坊だけだった




オマエ等は成長と共に記憶を失う下等生物



特に赤ん坊の頃の記憶などは完全に失う下等生物なので



肝心なのは大人になったオマエ等



しかしオマエ等大人達は



犬や猫という超下等生物に夢中




犬や猫を愛した





「ここまでオマエ等の進化を待ったのに・・・」





嘆いてばかりはいられない



ここまで待ったのだ



我々は必死だった




そしてある大胆な決断をした



仲良くなれないのなら




「この身を捧げよう・・・」




もうそれしか人類から興味を持ってもらう方法がなかった



人類を我々の肉無しではいられない体にしてしまえばいい



仲間を犠牲にし続けながら



人類が我々の肉の虜になるのを待った




これはさほど時間がかからなかった




人類はすぐに我々の肉「ブタ肉」の虜になった




しかし大きな問題が1つ残されていた




更に人類の文明が進歩し、月に自由に行けるようになったとしても




その時




果たして人類は我々を連れて行くだろうか?




地球を支配している人類にとっては他にも多くの食料がある



ブタ肉に限らず、鳥肉、牛肉、魚肉、昆虫、野菜・・・



人類はブタ肉が無くても問題無く生きていける状態だった




そんな状態ではダメだ




ここまで待ったんだ



もっと確実に連れて行ってもらえる準備を整えるべきだ




「邪魔者は消えてもらおう」




我々は人類以外の地球上全ての生物と植物の絶滅方法を考えた




非力な我々が出来ることは限られている





ウイルスだ




ウイルスを使えばいい




我々は地球上に存在する未知のウイルスを発見するため、世界中を歩き回った



幸い、我々の鼻には特殊な能力が備わっていた



月の「まろやか力」が少しだけ強くなる満月の夜



その時だけ発揮することが出来る3つの能力




1.ウイルスを感知するレーダーの能力


2.ウイルスを採取する能力


3.ウイルスを配合して新しいウイルスを作り出す能力






ウイルスを感知すると、それを採取し、より強力なウイルスを作り出すために配合していった


あとは配合したウイルスを撒き散らせばいい



人類が死滅してしまわぬよう、細心の注意を払いながら配合し



「ブーブー!ブーブー!」




鳴き撒き散らした




人類は次々と絶滅していく他種に為す術も無く



全ての生物と植物をあっという間に死滅させることに成功した




そんな状況下で




人類はこうほざいた




「おお神よ!貴方は我々を見捨てなかった!ブタを与えて下さったことに感謝致します!」





どこまでもアホな人類




なにが「おお神よ」だ





神なんかじゃない





オマエ等は





「ブタのために」「ブタによって」生かされているのだ





死滅させるウイルスを作り出せるということは




逆に




長生きさせるウイルスも作り出せるということだ




人類の人口は一気に膨れあがった




地球だけでは収まりきらないというくらいまでに・・・






我々の準備は整った




地球だけじゃ収まりきらなくなったオマエ等は




月面都市を建築することとなった




人類にとってたった1つの食料である我々は



当然、月へ連れて行かれることになった




月の「まろやか力」を得た我々は



変幻自在のトランスフォームにて



ようやく本来の姿を取り戻すことが出来る





ただ





ここで注意が必要だった



月面に着いたからといって、すぐに本来の姿にトランスフォームしてしまっては



アホな人類はパニックを起こし、すぐに攻撃して来るだろう




それではダメだ




地球の仲間全てを迎えに行くための準備を整えるには




我々の仲間、最低100体は必要になる





かといってバレないように月の石にトランスフォームしたとしても



我々は突然消えてしまうわけだから



いくらアホな人類でも



「月ではなぜかブタが消滅する、連れていっても意味がない」



そう考えるだろう




そして




あらかじめ肉にして持って行けば、その肉は消滅しないことにも気付くだろう



人類は生きた新鮮なブタ肉へのこだわりなど簡単に捨てるだろう




そうなってしまうと




我々は生きた状態では二度と月の地を踏む事は出来なくなる




さすがの我々も死んでしまった肉塊の状態では何も出来ない




そうなってしまってはマズイ




そこで考えた





まずは月に降り立ったら



月の石にトランスフォームする



トランスフォームする時に




「まろやかとんこつスープ」をわざと残せばいい




それは簡単なことだった




「まろやかとんこつスープ」は




我々ブタリアンの汗のようなものだったからだ




月の「まろやか力」を得たブタリアンの汗に




アホな人類は喜ぶだろう




人類くらいの下等生物の壊れた細胞であれば



簡単に治してしまう効力を持っているのだから




人類は多くのブタを月に運ぶだろう




その度に我々は「まろやかとんこつスープ」を残しながら月の石にトランスフォームし



隙を見て月内部へ入って準備を整えればいい



幸い人類は、月内部が空洞になっている事は知っていても、入る方法は知らない



そこにはかつての我々の街もある





強欲な人類はあっという間に100体以上の我々を月に運んだ



ロシア政府には感謝したい




消してしまったがな・・・











ブタリアンはニコラスに一通り語り終えた




ニコラスは恐る恐る尋ねた





「こっ・・・これから君達はどうするつもりなんだ?」





ブタリアンは答えた







「もちろん仲間を迎えに行く






そして







オマエ等人類を






一匹残らず駆逐してやる





オマエ等は我々に侮辱の限りを尽くした





残虐の限りを尽くした





先祖達はここまで弄ばれるとは思わなかっただろう






これまでの仲間の犠牲を考えると






あまりにもムゴい・・・






とんかつ?






豚丼?






豚足?






ミミガー?






まさに悲劇!




先祖達は無念のままに命を繋ぎながら




この日を夢見ていたのだ!






我々は託された!






先祖の無念を晴らす!





もう人類は用済みだ!






消えてもらう!」









ボフッ!







ブタリアンの攻撃によって






サンドラが消滅した








驚くニコラス!

















暴露マンティック
ジャーーーン!










-完-







エンドロール
















もうなんかガッカリだわニコラス!







台無しだ







その表情で







全てが台無しだ・・・











主演:ニコラス・ケイジはやめておこう





暴露マンティック