ぼくは昨日、変な夢を見たんだ


『ありがとう、ヒロト。
ありがとう、ロックンロール。

━━━━━━━━━━━━━。』


真っ暗な闇の中。ぼくは大の字になって寝転んでるの


『ありがとう、ヒロト。
ありがとう、ロックンロール。』


何度も何度も涙を溢れさせながら、何度も何度もそれを言うんだ


『ありがとう、ヒロト。
ありがとう、ロックンロール。』


ぼくは泣いているけど、なんだかとても優しい気持ちなんだ。
なんだかとても笑ってるんだ


『ありがとう、ヒロト。
ありがとう、ロックンロール。』


ずっとずっと、そればかりを呪文のように、祈るように唱えてたんだ


『ありがとう、ヒロト。
ありがとう、ロックンロール。』


目が覚めて、家族のいる前で、ぼくは涙が止まらなかった


『ありがとう、ヒロト。
ありがとう、ロックンロール。』


そればかりが頭の中にずっと響いてた


『ありがとう、ヒロト。
ありがとう、ロックンロール。』


ボロボロ泣いた。なんだか切なくなった。こんなにも愛してるのに、こんなにも切なくなった


『ありがとう、ヒロト。
ありがとう、ロックンロール。』


そのとき思い出したんだ。夢で何を言ってたのか、ちゃんと思い出したんだ


『ありがとう、ヒロト。
ありがとう、ロックンロール。』


ぼくは命を救われたんだ。ぼくはヒロトがいるから、ロックンロールがいるから今まで生きてこれたんだ


『ありがとう、ヒロト。
ありがとう、ロックンロール。』


だから、だから、


『ありがとう、ヒロト。
ありがとう、ロックンロール。』


ありがとう、ヒロト。
ありがとう、ロックンロール。

清志郎より長生きしてくれよ。