今日の朝ドラ

 

 

 外科手術で入院1週間過ぎた。

一年前、ブックオフでカイ、埃被っている広田弘毅を描いた落日燃ゆを一気に読み終えた。

城山三郎独特の筆味、官僚たちの夏に似ていた。

最後の絞首刑になる場で、大日本帝国バンザイ、天皇陛下バンザイを叫ぶ東條英機らを〜マンザイをやっている〜と呟く。

この小説は、わたしの日本近現代史観を一変させた。ラストの東京裁判記述では、310万人の日本人を犬死にさせた軍のA級戦犯たちが死刑を逃れようと、もがく。恥ずかしい。裁きを受けず、さっさと死んだ近衛文麿らの罪を文官からひとりと、平和主義、広田弘毅がなんの弁明もせず、被る。天皇陛下の姿勢も首尾一貫平和主義ながら、現実世界に押された言動もあった。そして、国民。

官僚たちの夏の競走馬、死屍累々、と同様に、なんとも複雑なピリオドだった。


舞い上がれ。最終回。それなりにフィナーレの演出あり。結局、走る車のパイロット、いやドライバーになっていた。みたところ、自衛隊の輸送機と変わらない。陸路も走るのか、走らなければ車でない、新味もない。


次回作、浜辺美波には期待している。やっとまともな女優引っ張り出した

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する