バブルは好景気で、余裕ができた時に起こる。好景気は景気の気と人情の機微。好景気が続いていくと経営者が確信したとき設備投資や賃上げする。バブル時に、日経新聞は、負の虚栄とは書かなかった。
株価地価が上がり続けているとき、証券でも銀行でも、行き過ぎだから手をひこうとはならない。自社が手を引いたあと、さらに値上がりして、同業他社が儲かればなにをしているんだと言われる。これが人情の機微。
株価地価の行き過ぎを警告する人はいたが、警告しても上がり続けるから、こういう人たちは刀折れて矢が尽きていった。
バブル時の大発会に38000をつけた日経平均は翌年には14000と3分の1になる。暴落は初期に激しい。株価だけならば良かったが、銀行が担保にした土地の暴落が不良債権となっちゃん