商品11時30分 金が下げ渋り アジア勢の現物買いを意識

2013/06/21 11:50 日経速報ニュース 565文字
 21日午前の東京商品取引所では金が下げ渋り。中心限月の2014年4月物は1グラム4000円台に下げ幅を縮めた。アジア勢の取引が増える時間帯に入り、価格低下を受けて現物への買い入るとの思惑が意識された。一時は3975円まで売られ、朝方につけた11カ月ぶりの安値を下回っていた。
 ニューヨーク金先物も日本時間11時30分時点で、中心限月の8月物が1トロイオンス1290ドル前後まで下げ渋っている。一時は1268.7ドルと2010年9月16日以来2年9カ月ぶりとなる1260ドル台まで売られた。
 原油は安い水準でもみ合い。朝方の売りが一服すると、目新しい手がかり材料に乏しいことから方向感に乏しい展開となっている。

 以下は主な商品(期先)の午前の価格。
・金        4042円   170円安
・白金       4269円   187円安
・ガソリン   7万1300円  1330円安
・原油     5万9750円  1370円安
・ゴム       233.9円   4.1円安
・トウモロコシ 2万7980円   230円安
・一般大豆   5万2330円   580円安
※単位は金と白金が1グラム、ガソリンと原油が1キロリットル、ゴムが1キログラム、トウモロコシと一般大豆が1トン
〔日経QUICKニュース(NQN)〕