株1万4000円台、中旬にかけて調整局面も・高松氏 一段の円安難しい |
2013/05/07 09:38 日経速報ニュース 490文字 |
高松一郎・ベイビュー・アセット・マネジメント運用第二部長 日経平均株価が1万4000円台に乗せてきた。前日までの米株高の流れを引き継いできょう中にも1万4200~1万4300円台を試す可能性はあるが、このあたりが当面の高値となるだろう。今月中旬にかけて調整局面があるとみている。
3月期決算企業の業績発表シーズン中だが、前週までの発表をみると企業の2014年3月期業績予想は慎重な内容で、総じてアナリスト予想平均を下回っている。今週に決算発表する主要銘柄も同じ傾向とみられる。これまで業績改善への期待が先行していた分がはげ落ち、利益確定売りに押されるだろう。米経済は改善基調だが、目先出てくる経済指標には力強いものは出てこないとみており、円相場が1ドル=100円の節目を割り込むのも容易ではない。中旬にかけて1万2500~1万3000円程度まで下値を探る展開となろう。相場全体が調整するなかで投資妙味があるのは中小型株だ。アナリストが担当していない銘柄では、市場が織り込んでいた以上に今期業績予想が改善して株価急伸という事例が相次ぎそうだ。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 |