株、1万3750~1万3950円でもみ合い・平野氏 海外イベント続き様子見 |
2013/04/30 08:15 日経速報ニュース 488文字 |
平野憲一・立花証券顧問 30日の日経平均株価はもみ合う展開か。前日のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で日経平均先物の清算値(円建て)は1万3850円となった。きょうはCME清算値の水準を中心に、上下100円程度の1万3750~1万3950円で推移すると予想している。外国為替市場で円の対ドル相場が1ドル=97円台後半とやや円高方向に進んでいるものの、前日の米株式相場が堅調だったことから持ち高を売りに傾ける投資家は限られるとみている。
大型連休の谷間で市場参加者が少なくなるため、株式相場の変動幅はそれほど大きくならないだろう。いったん持ち高調整の売りが出ても上昇基調にある25日移動平均が下値支持線となっているため、先高観は続くとみている。今週は海外勢も積極的な売買を手掛けにくい。米国時間1日には米連邦公開市場委員会(FOMC)、2日には欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表が控える。週末の3日には4月の米雇用統計が発表される。国内勢は大型連休、海外勢はイベント待ちとなるため、今週はやや動意に乏しい展開になる可能性が高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 |