コマツ増益幅縮小
コマツの2012年3月期の連結営業利益(米国会計基準)は前期比26%増の2800億円前後になりそうだ。従来予想(37%増の3050億円)を下回る。金融引き締めの影響で中国の建機販売が落ち込み、想定を上回る円高も採算を押し下げる。ただ日本、米国は計画以上に伸びており2割台の増益率は確保する。円高と中国景気の減速がグローバル企業の業績に影響を与え始めた。
売上高は前期比1割強増え、2兆1000億円弱と従来予想(17%増の2兆1500億円)を下回る見込み。
世界最大の建機市場である中国の販売台数は9月まで5カ月連続で前年実績を下回った。書き入れ時である来年1月下旬の春節(旧正月)後も回復は期待しにくい情勢で今期の中国販売台数は2割強減りそうだ。
円高も利益を圧迫する。従来の想定レートは1ドル=82円、1人民元=12.7円だが、それぞれ70円台後半、12円台前半に修正する見通し。これだけで営業利益を200億円以上押し下げる要因となる。
売上高は前期比1割強増え、2兆1000億円弱と従来予想(17%増の2兆1500億円)を下回る見込み。
世界最大の建機市場である中国の販売台数は9月まで5カ月連続で前年実績を下回った。書き入れ時である来年1月下旬の春節(旧正月)後も回復は期待しにくい情勢で今期の中国販売台数は2割強減りそうだ。
円高も利益を圧迫する。従来の想定レートは1ドル=82円、1人民元=12.7円だが、それぞれ70円台後半、12円台前半に修正する見通し。これだけで営業利益を200億円以上押し下げる要因となる。